チャールズ皇太子が、米「Newsweek」のエッセイでヘンリー王子を称賛し、間接的に和解の申し出を行ったのではないかと報じられている。

ここ数回のスピーチで、エリザベス女王は君主という立場から、英王室のシニアメンバーとしての役割を担う王位継承者・継承権第1位のチャールズ皇太子と第2位のウィリアム王子、そしてその妻であるカミラ夫人とキャサリン妃を名指しで称賛してきたが、そのなかにヘンリー王子の名前がなかったことから、さらなる関係悪化も懸念されてきた。

しかし今回チャールズ皇太子が、自身の父親であり、昨年4月に亡くなったフィリップ王配が60年前から提言し、また活動に尽力してきた地球環境問題について語り、父親を称賛すると共に、自身がそれを引き継いでいくこと。そして最近アースショット賞などを立ち上げたウィリアム王子、アフリカにおけるチャリティ活動やカーボンニュートラルなどで環境問題に熱心に取り組んでいるヘンリー王子の2人を、父親として分け隔てなく「誇りに思う」と称賛。そのコメントは、チャールズ皇太子夫妻の公式Instagramにも投稿されている。

ヘンリー王子は、昨年3月にオプラ・ウィンフリーのインタビューでチャールズ皇太子を名指しで非難。その後もポッドキャストなどでエリザベス女王の子育て論にまで言及し、英王室を非難してきた。

これを受けてチャールズ皇太子とヘンリー王子は、長い間電話でも会話をしていないと言われてきたが、「Prince Philip: I Know I Am Rude」の著作で知られる王室伝記作家のニゲル・カーソーンは、「チャールズ皇太子のコメントは、ヘンリー王子との問題の解決の糸口を見つけるための努力を示しています。明らかに、フィリップ王配がかつて担っていた融和的な役割を引き継ぐ必要性、そして父親として、感情的なわだかまりが英王室を失墜させることを認識したのでしょう。チャールズ皇太子は、つまらない議論ではなく、一族をまとめるための独自の方法をみつけなければなりません」と語っているが、実情は明らかではないと「Insider」などが伝えている。

今年ヘンリー王子は回顧録も出版する予定で、このコメントが頑ななヘンリー王子の心にどのような変化をもたらすのか、今後の動向が注目されている。

文/JUNKO