『ジョーカー』(19)で第92回アカデミー賞主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックスが、『人生はビギナーズ』(10)や『20センチュリー・ウーマン』(16)のマイク・ミルズ監督とタッグを組んだA24製作映画『C'mon C'mon』が、『カモン カモン』の邦題で4月より日本公開されることが決定。このたび日本版ビジュアル3点が解禁された。

ニューヨークでラジオジャーナリストとしてひとりで暮らしていたジョニーは、妹から頼まれて9歳の甥ジェシーの面倒を数日間みることに。ロサンゼルスの妹の家で共同生活がはじまったものの、好奇心旺盛なジェシーはジョニーのぎこちない兄妹関係や独身でいる理由、自分の父親の病気に関する疑問をストレートに投げかけてジョニーを困らせていく。それでもジョニーの仕事や録音機材をきっかけに距離を縮めていく2人。やがてニューヨークに戻ることになったジョニーは、ジェシーを連れていくことを決めるのだが…。

主人公ジョニーを演じたフェニックスは、『ジョーカー』で世界中に見せつけた狂気的なイメージを覆すようなあたたかで心優しい物語のなかで、子どもに振り回されるキャラクターを軽やかに好演している。また少し風変わりな甥ジェシーを演じる新星ウッディ・ノーマンは、オスカー俳優相手に天才的な素質を発揮。各地の批評家協会賞では若手俳優に贈られる部門に相次いで受賞、ノミネートされるなど、高い評価を獲得している。

このたび解禁された日本版ビジュアルは全部で3点。それぞれにジョニーとジェシー2人の関係性が垣間見える姿が写しだされており、ミルズ監督によればこの写真はクランクアップの日に自由にふざけあいながら撮影したものだとか。グラフィックデザイナー出身のミルズ監督のこだわりが込められた美しいモノクロの画面のなかで展開する、名優フェニックスの新たな一面が見える心温まる感動作を、是非ともスクリーンでじっくりと堪能してほしい。

<監督コメント>

●マイク・ミルズ(監督)

「ポスターはストーリーの大きさを伝えるために3枚用意しました。特写は、撮影監督のロビー・ライアンによるもので、ニューオリーンズでのクランクアップの日に撮影しました。僕がやりたかったのは、真っ白なバックで、とてもクラシックでシンプルなレベル、リチャード・アヴェドンの写真のようなイメージです。前の夜に打ち上げパーティーがあって、次の朝のポスター撮影は、ホアキン、ウディ、ロビー、僕だけでやったのですが、ただ自由にふざけあって撮影しました。僕がアイデアを出して、ホアキンとウディが勝手に取り入れて遊ぶ。この時までにとても長い時間一緒にいたから、ホアキンとウディは俳優同士としても、友だち同士としてもとても親しくなっていて、カメラの前で一緒になる最後のひと時となったこのポスター撮影で、“さよなら”という意味合いも込めて、二人の関係性がとてもよくあらわれていると思います。日本版ポスターも最高だね!ワンダフル!何枚か送ってほしいよ!」

文/久保田 和馬