ロックミュージシャンhideが残した音楽を世に届けるために奮闘する弟たちの軌跡を描いた映画『TELL ME 〜hideと見た景色〜』(2022年夏公開予定)の主演を今井翼が演じることが明らかとなり、共演キャストも発表された。

原作はhideの実弟、松本裕士の著書「兄弟 追憶のhide」(講談社文庫刊)。1998年に急逝したhideの葬儀には約5万人が訪れ、日本中が早すぎる別れに涙し社会現象となった。残されたのは制作途中のアルバム、すでに決定していた全国ツアー、数々のスケジュール。本人不在という異例の状況の中、hideのパーソナルマネージャーを務める弟ヒロシは、hideの意志を形にすべく、hideの共同プロデューサー I.N.A.をはじめとする仲間たちとともに、多くの困難を乗り越えていく。

主人公hideの弟、ヒロシ役を演じる今井は、本作で映画初主演を果たす。hideの共同プロデューサーのI.N.A.役には塚本高史。塚本はhideのドキュメンタリー映画『JUNK STORY』(15)でナレーションを務めている。ロックギタリストのJUONがhide役を、昨年10月期のドラマ「最愛」での好演も話題となった津田健次郎がレコード会社重役の鹿島役を演じる。

駆け出しのマネージャーながら、本人不在のhideプロジェクトを実現すべく奔走するヒロシ役の今井は「中学の生徒手帳にX JAPANの写真を入れていた自分が、この様な機会をいただけることは信じられません」とコメント。さらに「弟であり、更にはアーティストhideのマネージャーとして、純粋で真っ直ぐに生きる彼の姿を誰よりも近くで見てきた裕士さんの想いや意志を胸に、丁寧に描かせていただきます」と意気込みを語っている。I.N.A.役の塚本は「監督とディスカッションしながら、みんなで恥ずかしくないものをhideちゃんに届けたい」と思いを明かしている。JUONは「同じギタリストとして感じる全てを全力で注ぎたいと思っています!」と気合十分の様子。津田は「90年代を駆け抜けたhideさんの映画。今、彼の物語は、音楽はどう響くのでしょう。どんな映画になるのか僕も楽しみにしております」と、自身も映画の仕上がりに期待を寄せているようだ。

撮影開始を控えたキャスト陣のコメントからも熱い想いが感じられる本作。純粋でまっすぐ生きるhideの姿、hideが残した音楽、想い、意志が強く伝わる作品となりそうだ。

<キャストコメント全文>

●今井翼(ヒロシ役)

「僕は中学生のときにX JAPANを通してhideさんのカリスマ性に魅了されました。世代問わずファンの心に生き続ける唯一無二のアーティスト、hideが遺したものは色褪せることはないと僕も思い続けています。弟であり、更にはアーティストhideのマネージャーとして、純粋で真っ直ぐに生きる彼の姿を誰よりも近くで見てきた裕士さんの想いや意志を胸に、丁寧に描かせていただきます。中学の生徒手帳にX JAPANの写真を入れていた自分が、この様な機会をいただけることは信じられません。hideさん、裕士さんに感謝して皆様に心からお届け致します。是非ともご期待ください。よろしくお願い致します」

●塚本高史(I.N.A.役)

「hideは、僕が小学生の頃に出会った永遠のロックスター。オファーを頂いた時、俺しかいないと思ったのはもちろん、hideちゃんを近くに感じられたらいいなと思いました。I.N.A.ちゃんの存在はhideのファースト・ソロアルバムの時から知っていて、hideのかっこいい音楽を一緒に作った人。I.N.A.ちゃんに寄せようという気持ちもありますが、僕が感じてきたもの、見てきたもの、自分で調べて知ったものをそのままぶつけたいと思います。監督とディスカッションしながら、みんなで恥ずかしくないものをhideちゃんに届けたい。これからhideを知る方々にも、hideはこんなに素敵な人だったというのが伝わる作品を届けられればいいなと思います」

●JUON(hide役)

「今回、この映画のお話を頂き、心から光栄に思います。嬉しいとか最高とかのキャパを超えすぎて、今の気持ちを言葉にするのは困難ですが、同じギタリストとして感じる全てを全力で注ぎたいと思っています!I.N.A.さんと楽曲制作をさせて頂いた事があるんですが、僕がギターを弾いて、スタジオで二人で『いいじゃーん』とか『ちょっと違うなー』ってやり取りしていた記憶が今、疑似体験だったかのような不思議な気持ちになります。僕たちの心に寄り添ってくれるhideさんの音楽を聞いて、まるで学生の頃みたいに部屋で汗だくでギター弾いて、弦が切れて、また弦を張って、歌っています。皆様、楽しみにしていて下さい」

●津田健次郎(レコード会社重役・鹿島役)

「90年代を駆け抜けたhideさんの映画。今、彼の物語は、音楽はどう響くのでしょう。どんな映画になるのか僕も楽しみにしております。まずは自分の役割をしっかり果たせるように最善を尽くします。どうぞ宜しくお願い致します」

文/タナカシノブ