お笑いコンビ「品川庄司」の品川祐が“品川ヒロシ”の名義で執筆した自伝的小説を、自ら監督、脚本を務めて映画化した『ドロップ』(09)。その後日談として品川の中学からの友人である井口達也が、みずたまこととともに手掛け人気コミック「OUT」が、このたび品川ヒロシの監督、脚本によって映画化されることが決定した。

『ドロップ』で水嶋ヒロが演じた“狛江の狂犬”井口達也が17歳となり、地元を離れて新たな仲間とともにつむぐ壮絶な青春の日々が描かれる本作。少年院から出所した達也は、西千葉で焼肉店を営む親戚に引き取られることに。更生への期待を胸に見知らぬ土地での生活を始めた達也だったが、出所初日から暴走族、斬人副総長の安倍要とタイマンを張ってしまう。喧嘩には勝ったものの少年院に戻りたくない達也と、負けたことを知られたくない要は、この喧嘩を秘密にすることで合意。次第に交流を深めていくことに。

「品川が監督で映画にしたい」という井口のラブコールから実写映画化が実現することになった本作。品川監督は「キャラクターの魅力を活かしつつ、見ていて興奮するような、そして日頃の鬱憤を吹き飛ばすようなアクション映画にしたい」と意気込みを語る。また井口も「外側にはみ出た若者達の世界が生々しくリアルに描かれているのが一番の魅力。原作漫画の生々しい世界観を、品川監督がどう昇華させるのか」と期待を寄せた。

2023年1月にクランクインを予定している本作は現在、メインキャストのオーディションが開催中。「若い役は若い時にしか出来ない。出演してくれる役者にとって、それ自体が若かりし日の思い出になるような作品にしたい。熱量の高い人を待っています」と語る品川監督。興味のある方は是非とも品川組の一員になるべくチャレンジしてみてはいかがだろうか。オーディションの詳細はこちらからチェック。

映画『OUT』は2023年公開予定。続報に乞うご期待!

■<コメント>

●品川ヒロシ(監督、脚本)

・映画化までの経緯
「原作者の井口達也は、僕が自身の体験を元に書いた小説『ドロップ』に出てくる井口達也のモデルになった人物で、僕の中学からの友人です。狛江を出てからはしばらく会っていませんでしたが『ドロップ』をきっかけに再会。見た目はサンドウィッチマンの伊達ちゃんをイカつくした感じの彼と再び飯を食ったり酒を飲んだりする仲になりました。彼が原作を書いた直後から『品川が監督で映画にしたい』とずっと言ってくれていて、このたびやっと実現することとなりました」

・原作コミックについて
「僕が狛江を出た後の井口達也の物語。漫画は本当に絵がうまくて、キャラクターがみんな魅力的で、アクションシーンも引き込まれました」

・本作の魅力
「少年院から出てきて、喧嘩をしてしまえば人生OUTになってしまう井口達也が、暴走族の抗争に巻き込まれていくという話です。ドロップでは目があっただけで喧嘩をしていた男が我慢の連続。果たして最後まで我慢出来るのか!?というようなストーリーです」

・撮影を前にしての意気込み
「コミックにあるキャラクターの魅力を活かしつつ、見ていて興奮するようなアクション映画にしたいです」

・オーディションへ参加される皆様へのコメント
「当たり前ですが、若い役は若い時にしか出来ない。出演してくれる役者にとって、それ自体が若かりし日の思い出になるような作品にしたいので、とにかく熱量の高い人を待っています」

・劇場公開を待つ皆様へメッセージ
「日頃の鬱憤を吹き飛ばすようなアクション映画にしたいと思っていますので、お楽しみに」

●井口達也(原作)

・映画化のお話を聞かれた際のお気持ち
「素直にうれしかった。応援してくれている皆へ早く伝えたくて苦しかった。ブログの読者と映画化を目標にやって来たからね。重い扉が一つ開いた感じ」

・品川ヒロシ監督について
「お笑い芸人としても、映画監督としても、ヒロシの大ファンだ。あいつは昔からほんと何も変わらない。プライドの高さも才能も天下一品!嫌われ方も天才だと思う(笑)。ヒロシが監督を引き受けてくれたおかげで、喜んでくれる人が大勢いる。ヒロシありがとうな!」

・本作の魅力
「外側にはみ出た若者達の世界が生々しくリアルに描かれているのが一番の魅力だと思う。原作漫画でも、血の匂い、悦び、時には絶望的な痛みや、感情が一線を超える瞬間がリアルに表現されてきた。人の温もりも含めて、登場人物の息遣いがすぐそこで聞こえるような世界観に惹かれる。漫画を描いてくれたみずた先生は、まさに鬼才だと思う」

・撮影を前にしての意気込み
「品川ヒロシ監督に全幅の信頼をおいているので、俺はヒロシ監督のサポートに徹して見守るつもりだよ。なんて言いながら、チョイ役で使ってくれないかなぁ…なんて薄〜い期待も。ヒロシ!よろしく!」

・重要キャラクターのオーディションが行われます。参加される皆様へのコメントをお願い致します
「オーディションを受けてくれてありがとうございます。感謝しかありません。表の世界と裏の世界は、壁で仕切られてはいません。自己責任で行き来自由。そんな危うい世界から戻れなくなる奴も大勢いたのが現実です。見た目は怖くても、どこかに弱さも併せ持つ普通の人間が、もがきながら、手探りで生きる世界でした。皆様の活躍を期待しています!良い作品へとどうか育てて下さい!」

・劇場公開を待つ皆様へメッセージをお願い致します
「品川ヒロシ監督作品が観たかったー!俺と同じ思いの人は大勢いるはずだ。原作漫画のファンの方はもちろん、沢山の方に観て貰えたらと思います。原作漫画の生々しい世界観を、品川監督がどう昇華させるのか。あの日の暴走族の集会を思い出す…!公開日は劇場にみんな大集合ー!」


●片岡秀介(プロデューサー、吉本興業)
「品川監督のドロップアウトの思いから、『OUT』映画化に向けて走り出しました。社会背景としてのヤンキーそのもののレガシー化、そしてコロナの影響もあり、走り出しから5年の歳月が流れ、ヤンキー10年周期といわれる中で、 その間に 『今日から俺は!!』や『東京リベンジャーズ』の大ヒットを余所目に、品川監督や原作者の井口達也さんのドストレートなヤンキーものを今の社会の中にどう存在させるのか──主人公の井口達也、その他キャラクターが繰り広げる本作には、人間関係、行動力、承認欲求など現代社会が抱える課題を解決する突破口があふれていました。

ヤンキーは本当にピュアなんです。暴言や暴力というものが表沙汰になる事が多いですが、彼らの発言、行動は見方を変えれば現代人(人間)にとって本当に必要な“世の為人の為”が詰まっています。行動力の早さ、人間関係の誤解を生じさせないパッションのぶつかり合いなど現代人に不足しがちなパワーを兼ね備えています。そんなヤンキーの根っこの部分の魅力が井口達也さんの『OUT』にはあり、その魅力を最大化させる品川監督の演出力で、人々に勇気と希望を与え、この先も社会のなかで存在し続けるのがこの作品になると思います」

●綾部祐二(ピース、お笑い芸人)
「重要キャラクターのオーディションが行われます。参加される皆様への応援コメントをお願い致します。日本にいる時に長年品川さんの側近だった僕から、皆さんに品川監督の攻略法を内緒でお伝えします。監督は、男女関係なく『昔から大好きです』という言葉に弱いです。これをオーディションにてどれだけナチュラルに挟み込めるかが鍵です。ロサンゼルスから応援しています」

文/久保田 和馬