日本公開10日で興収65億円突破の大ヒットを記録中のCGアニメーション映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の公開記念舞台挨拶が5月9日、都内で行われ、日本語吹替版声優の宮野真守(マリオ)、畠中祐(ルイージ)、志田有彩(ピーチ姫)、三宅健太(クッパ)、関智一(キノピオ)、武田幸史(ドンキーコング)、そして本作のアンバサダーを務める西野七瀬が参加した。

65億円突破という日本での大ヒットに西野は「10日間で凄いことになったと聞いて…凄まじいですよね」と感想を漏らし「そんな映画に携わることができて嬉しいです。私が映画を観たときに感じたことをたくさんの方と共有できたのかなと思うと嬉しい気持ちになりました」と喜んだ。

また宮野や畠中らスーパーな日本語吹替版声優陣に囲まれた感想を尋ねられると、西野は「凄い恐縮」と肩をすぼめつつも「皆さん凄く大きいですよね…」と声優陣の背丈に興味津々。畠中から「斬新な感想ありがとうございます」とイジられていた。

世界的大ヒットに続いての日本での大ヒットに宮野は「日本公開前から世界的大ヒットのことは耳にしていたので、日本での反応も気になっていました。日本の皆さんにも沢山観ていただけて本当に嬉しく思います」と喜色満面。

アフレコ収録は全員揃って行われたそうで、畠中は「劇場作品でみんな一緒に収録することは少ないので、マリオ(宮野)の後ろ姿を見ながら収録できたのは凄いこと。全員でやる一体感があったので凄く楽しくできた」と報告した。

ピーチ姫役の志田は上映前の舞台挨拶ということもあり「ゲーム上のピーチ姫は、さらわれてマリオに助けてもらうイメージだけれど映画では一味違う…マリオと色々とするところがある」とネタバレを気にし過ぎて怪しげな言い回しに。宮野からは「その言い方はちょっと…」と苦笑され、三宅からは「マリオと何をしていたんだ!?」とクッパとして怒られていた。

また映画の内容にちなんで「パワーアップするもの」を聞かれた西野は「音楽を聴くこと」と明かすも「マリオのサントラも好きでよく歌っている」と珍解説。これに宮野は「歌う!?それはムズくないかい?」と不思議がっていた。西野曰く、BGMを口ずさんでいるということだった。

取材・文/石井隼人