ノンフィクションの傑作「深夜特急」三部作をはじめ、数々のベストセラーを世に送りだしてきた沢木耕太郎が、半生をかけて追い続けてきたボクシングというテーマの集大成となる小説を映画化する『春に散る』が8月25日(金)に公開。このたび、本作の本ビジュアルと本予告映像が解禁され、主題歌をAIが担当することがわかった。

本作は佐藤浩市演じる、不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一と、横浜流星演じる偶然飲み屋で広岡に出会い同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾を主人公に、世界チャンピオンを目指す2人の戦いを描いている。また、山口智子、橋本環奈、哀川翔、片岡鶴太郎、坂東龍汰、窪田正孝、松浦慎一郎、尚玄、奥野瑛太、坂井真紀、小澤征悦ら豪華キャストが共演。監督は『ラーゲリより愛を込めて』(22)など数々の人間ドラマを手がけてきた瀬々敬久が務める。


今回公開された本予告映像は仁一と翔吾の運命の出会いのシーンからスタート。いきなり路上で拳を交わした2人に、かつてのボクシング仲間の次郎(哀川)と佐瀬(片岡)も加わってボクシングに命を懸ける男たちのドラマが動きだす。世界チャンピオンの中西(窪田)との世界戦が決まるが、翔吾の目に異変が。しかし、「いましかねえんだよ」と覚悟を決めた翔吾の姿が、AIが書き下ろした主題歌「Life Goes On」にあわせて、力強く映しだされていく。

AIは「映画感動しました!!!!堪えても3回泣いてしまいました」と本作への熱い想いをコメント。また、合わせて到着した本ビジュアルでは、トレーナーの仁一とミット打ちをする翔吾、一瞬だけを生きると決めた2人の姿が収められている。

世代も考え方も異なる人間と人間が、ぶつかり合いながらも愛や絆を見つけようともがく姿が感動を呼ぶ本作の公開を楽しみに待ちたい。

■<スタッフコメント>

●AI(主題歌)

「映画感動しました!!!!堪えても3回泣いてしまいました。この一つの映画でいろんな人生を見せてもらいました。そしてみなさん相当トレーニングをしただろうなというその感じが顔に出ててますますリアルで感動。これから自分がどう生きていきたいか考えさせてくれる映画。素敵な映画に感謝です。楽曲の制作過程はまだこの映画を見る前に曲を仕上げないといけないのでいただいた資料を見たり、内容を聞いて自分の想像の中でこんな気持ちかなと考えながら作りました。命があるありがたみとでもリスクを冒してでも自分が満足する生き方。この感じを曲の中で表現したいと思いながら心込めて作りました!」

文/入江奈々