「ダークナイト」三部作や『インターステラー』など、新作発表の度に観る者を唸らせてきたクリストファー・ノーラン監督。彼が初めて実話の映画化に挑んだのが、新作『ダンケルク』(日本公開9月9日)だ。

先んじて公開された各国では、47か国で初登場No.1となり、戦争映画としては異例のヒットとなっているが、その熱狂も冷めぬ中、2010年の『インセプション』以来7年振り4度目となる、クリストファー・ノーラン監督の来日が決定した。

『ダンケルク』は、第二次世界大戦中の1940年、海の町ダンケルクを舞台にしており、陸海空から迫りくるドイツ敵軍80万人に惨敗した、英仏軍40万人の撤退作戦が展開される物語。トム・ハーディ、マーク・ライランス、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィー、ハリー・スタイルズらが演じる兵士たちを主人公に据え、絶体絶命の窮地から必死に生き抜く彼らの姿を描く。

戦争映画というと、どうしても好戦的で、武力での勝ち負けを描いた物語というイメージを持たれがちだが、そこは流石、往年のヒーロー「バットマン」を、新たなイメージの「ダークナイト」として再生させたノーラン。陸海空の3視点が同時進行する中、戦争映画を、相手を打ち負かす「戦い」ではなく、生き残りをかけた「撤退」の物語として再構築した。

独自の映像スタイルを持つノーランは、本作の大半をIMAXの超高解像度2Dフィルム搭載カメラで撮影。息をのむほど精密な映像で、リアリティたっぷりに世界観を描き出している。また、CGを極力使わない事で知られるノーランだが、今回も本物の戦闘機を飛ばすなど、徹底してリアルな描写にこだわった。

今回の来日についてノーラン監督は、「映画『ダンケルク』は、史実を知らない人にとっては、強烈な体験になるはずです。この並外れた物語を、究極のタイムサスペンスとして描きました。観客たちを戦場に引きずり込み、息もつけない緊迫の状況に追い込む、最高の映像体験になると思います。」と日本のファンに向け、見どころを語った。

7年ぶりとなる来日については「とても楽しみにしています。時間があれば、列車で京都にも行きたいです」と、親日家ぶりもアピールした。

8月23日(水)〜25日(金)の来日中は、監督本人がこだわるフィルム上映によるジャパンプレミア試写会、記者会見、ファンイベントの開催も予定されており、ノーラン監督のファンは要チェックとなっている。

本作は「360度全方位から迫る究極の映像体験」と銘打たれているが、果たしてどのような映像に仕上がっているのか。来日に先がけ、ぜひノーラン監督からのメッセージと、最新映像をご確認いただきたい。【MovieWalker】