全米興行収入ランキング歴代No.1を記録し、日本でも興行収入116億円の大ヒットを記録した『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より2年。多くの謎を残したラストのその後を描く『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が、12月15日(金)に公開となる。この度、世界遺産である、京都・宇治の平等院にて本作の成功祈願が行われ、“スター・ウォーズ狂言”と“『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』武人画屏風”がお披露目された。

「スター・ウォーズ」の生みの親であるジョージ・ルーカスは、作品中に多くの日本的要素を盛り込んでおり、我が国の文化や映画に強い影響を受けていることを公言している。今回の成功祈願には『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の監督・脚本を務めるライアン・ジョンソンが、東京でのファンイベントや取材を終え、休む暇もなく駆け付けた。監督は「子供の頃に夢中になった『スター・ウォーズ』を通して黒澤明監督を好きになりました。美しい日本文化に触れる機会を頂き大変光栄です。本日は特別な朝になりました!」と、興奮気味にコメント。

めったにない世界遺産での成功祈願という、非常に厳粛な雰囲気の中、赤い十字型のライトセーバーを持つカイロ・レン、ストームトルーパー、C-3PO も登場。日本文化と見事に融合した“スター・ウォーズ狂言”“『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』武人画屏風”が現れると、監督は感動で目を潤ませていた。

シリーズ全作品に登場する、おなじみのドロイドコンビR2-D2 とC-3PO のモデルとなったのは、黒澤明監督『隠し砦の三悪人』に登場する百姓コンビ・太平と又七。太平と又七は、多くの狂言に登場する太郎冠者と次郎冠者を元に作られたと言われており、太郎冠者と次郎冠者は、いわば彼らのご先祖さまと言えそうだ。

今回、大蔵流の狂言師・茂山千三郎氏が、太郎冠者と次郎冠者が登場する狂言「文荷」をアレンジして“スター・ウォーズ狂言”を創作。元来より存在する実在のお面の中でそれぞれのキャラクターに似たものを選び、ボイスチェンジャーを使用する事で、伝統芸能のしきたりの中にスター・ウォーズを表現した。

茂山千三郎氏は「声は変わっているのですが、セリフは古典のままです」と、まるでR2-D2 とC-3PO の掛け合いのように見える“スター・ウォーズ狂言”を解説。ライアン・ジョンソン監督も「本当に素晴らしい狂言でした!太郎冠者と次郎冠者の姿勢や掛け合いなど、様々なキャラクターへの影響を感じ、改めて日本の文化との繋がりを深く感じました」と語った。

イベントでは『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』武人画屏風>もお披露目された。二曲一双の屏風には、ルーカスフィルム公認のもと、宇治出身の武人画アーティスト・こうじょう雅之氏によりカイロ・レン、R2-D2 とC-3PO が力強く描かれている。こうじょう氏は「キャラクター達が持つ覚悟を表現しました」と作品のテーマを解説する。熱心に話を聞いていた監督は「本当に目を見張る美しさで、スター・ウォーズの様式と日本の美との繋がりを感じます」と、感慨深そうに頷いていた。

こちらの“『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』武人画屏風”は、平等院隣の宇治市観光センターにて、9月13日(水)から10月1日(日)まで期間限定で公開される予定となっている。【Movie Walker】