その比類なき世界観でヴェネチア国際映画祭を魅了し、金獅子賞を満場一致で獲得した『シェイプ・オブ・ウォーター』が、来年3月1日(木)より日本でも公開されることが決定した。来年の公開に先駆け、現在開催中の東京国際映画祭で特別招待作品として上映される本作の監督・脚本・製作を手がけたのは『パンズ・ラビリンス』(06)でアカデミー賞美術賞など3部門を獲得したダーク・ファンタジーの名匠、ギレルモ・デル・トロ。

本作の舞台となるのは1962年のアメリカ。政府の極秘研究所に勤めるイライザは、秘かに運び込まれた不思議な生きものを見てしまう。アマゾンで神のように崇められていたという“彼”の魅惑的な姿に心を奪われたイライザは、周囲の目を盗んで会いに行くようになる。子供の頃のトラウマで声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は必要なかった。二人の心が通い始めた時、イライザは“彼”が間もなく実験の犠牲になると知る。

ヒロイン、イライザを演じるのは『ブルージャスミン』でアカデミー賞ノミネートのサリー・ホーキンス。言葉を用いず溢れんばかりの感情を表現する渾身の演技は、本年度主演女優賞の大本命。イライザを温かく支える友人に『ドリーム』(17)のオクタヴィア・スペンサー、『扉をたたく人』(07)のリチャード・ジェンキンス。さらに、イライザと“彼”を執拗かつ残忍に追い詰めるエリート軍人にマイケル・シャノンと、オスカー級の名優たちが脇を固める。【Movie Walker】