映画『オースティン・パワーズ デラックス』(99)、『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』(02)の“ミニ・ミー”役で知られる俳優のヴァーン・トロイヤーの他界が報じられた。トロイヤーは10年以上にわたりアルコール依存症と闘ってきたが、今月2日、アルコールの過剰摂取と自殺未遂で救急搬送されていた。

トロイヤーの悲報は21日、本人のフェイスブックページおよびインスタグラムアカウントで公表された。トロイヤーの家族によるメッセージは以下の通りだ。

「大きな悲しみと沈痛な思いの中、ヴァーンが本日他界したことをご報告します。ヴァーンは大変思いやり深い人で、皆を笑顔にしたい、幸せにしたい、笑わせたいと願ってきました。助けを必要としている人には、誰に対しても可能な限り手を差し伸べようとしていました。彼は(SNSなどの)プラットフォームから、毎日そういったメッセージを広め、ポジティブな変化をもたらそうとしていました」

「彼は持ち前の意欲と決断力、そして独自のスタイルで、世界中の人々に影響を与えてきました。映画やTV、コマーシャルへの出演、コミ・コン(コミックやゲームの見本市)への出席や個人的な仕事、ユーチューブ動画に至るまで、ヴァーンは様々な才能を披露してきました。彼の両親は『息子はドアに手が届くようになり、自分で開けられるようになるだろうか?』といつも心配していましたが、ヴァーンは自分自身と他の人々のために、誰も想像つかなかったほど多くのドアを開け続けることができました。また、ヴァーン自身も知りえないほど、多くの人々の心を動かしてきました」

「ヴァーンは長年自分と闘い続けてきました。闘って勝つことを繰り返してきましたが、残念なことに今回はかないませんでした。逆境が続いてきた中で、ヴァーンは最近、家族に見守られながら洗礼を受けました。家族の者たちは、身内の中で悲しみを分かち合う時間が持ててよかったと感じています」

「うつ病と自殺は非常に深刻な問題です。人がどの様な内なる戦いをしているかは誰にもわかりません。人に優しくしてください。そして、誰かに助けを求めるのに、遅すぎるなどということはないと知ってください」

「献花の代わりに、ヴァーンの名前で彼のお気に入りだったチャリティ“ザ・スターキー・ヒアリング基金”(聴力障がい者への支援団体)か“ベスト・バディーズ”(知的障がい者、発達障がい者への支援団体)への寄付をお願いいたします」とある。81センチの身長を活かし、世界中の人々を楽しませてきた俳優の早すぎる死を悼み、多くの人たちがトロイヤーのSNSに追悼のメッセージを寄せている。(Movie Walker・UK在住/シャオ)