19日、ウィンザー城内にある聖ジョージ礼拝堂で、ヘンリー王子とメーガン・マークルの華燭の典が挙げられた。世界中の注目を集めていたメーガンのウェディングドレスは意外なほどシンプルなデザインで、選ばれたブランドもドレスの雰囲気も、事前の予想とは全く異なるものだった。

メーガンのウェディングドレスのデザイナーやブランドについては、かねてより様々な噂が飛び交っていたが、メーガンが選択したのはジバンシィだった。肩まで大きく開いたボートネックのドレスは、刺繍などの装飾はなく、クラシカルでミニマルなデザインだ。7分袖となだらかにシェイプされたウエスト、3レイヤーのシルクで膨らみを持たせた純白のドレスからは、クラシカルな雰囲気が感じられる。

その分、16フィート(約4.9メートル)に及ぶベールには、かなりのこだわりがあったようで、英連邦に所属する53か国の国花が刺繍されていたという。ヘンリー王子とメーガンが、結婚後は英連邦関係の公務を中心に行うことに基づいて出たアイディアだという。これらの53の花に加え、メーガンは自分の好きな花も、2種類追加して刺繍を依頼した。ケンジントン宮殿に咲いていたウィンタースイート(ソシンロウバイという黄色い花)と、出身地の花であるカリフォルニア・ポピーだ。といっても、純白のベールの刺繍はそれほど目立つものではなく、ベールのデザインもシンプルであっさりした雰囲気だ。

ティアラはヘアバンドタイプで、低い位置でシニヨンにまとめたメーガンのヘアスタイルによく似合っていた。キャサリン妃の結婚時と同様、ティアラはエリザベス女王のコレクションから借りたもの。1932年に英国で作られたというティアラは、中央には10のダイヤが輝いているが、元はエリザベス女王の祖母メアリーが、結婚の際にジョージ5世から贈られたブローチのダイヤだったという。

ドレスのデザイナー、クレア・ワイト・ケラーは、女性として初めてジバンシィのアーティスティック・ディレクターに選ばれた人物で、メーガンとは昨年初めに出会ったという。メーガンはクレアのデザインを「エレガントで審美的」「リラックスできる着心地」と、高く評価しているそうだが、一般からの感想はというと、「エレガントでメーガンに似合っていた」というコメントと、「退屈なデザインのドレスでがっかり。もっと素敵なドレスかと思っていた」という意見とで、評価は拮抗しているようだ。とはいえ、メーガンにとっては2度目の結婚式でもあり、キャサリン妃よりも華やかなドレスというわけにもいかないため、シンプルなドレスの方が無難な選択だったに違いない。いずれにしても、今回メーガンが選んだドレスは、今後のウェディング業界に大きな影響を与えそうだ。(Movie Walker・UK在住/シャオ)