次期ジェームズ・ボンド役の噂ばかり先行しているトム・ハーディだが、最新主演作『Fonzo(原題)』では伝説のギャング、アル・カポネを演じている。トムの役作りが度々話題となる中、同作でメガホンを取ったジョシュ・トランク監督が、カポネに扮したトムのオフィシャル写真をツイッターで初公開。数えきれないほど映像化されてきたアル・カポネ役とあり、どれだけ実物に近づけているかに大きな関心が寄せられている。

一般に知られているアル・カポネのイメージと言えば、太い眉毛が目立つ陽気そうな丸顔やオールバックのヘアスタイル、恰幅のよい体型にスーツ姿といったところだろう。アメリカンギャングの象徴ともいえる太い葉巻も、定番のイメージかもしれない。

今回公開されたトムの写真は、オールバックに葉巻はアル・カポネ“風”だが、痩せて顔のシワが目立ち、細おもてで線の細い印象だ。肉付きのよい丸顔のアル・カポネに似ているとは言えず、ネットユーザーたちからは「俳優なんだから体重を増やして役作りすべき」などの不満の声が上がっている。

とはいえ、一般に浸透している丸顔のカポネの写真は20代から30代前半の全盛期時代のもので『Fonzo』でトムが演じるのは47歳、死に至る前年のカポネだ。その頃のカポネは梅毒による認知症を発症し、退院はしたものの別人のようになっていたと聞けば、今回公開されたトムのイメージ写真にも納得がいくだろう。

ただしトム自身、昨年受けたインタビューで、「役作りのための増量はもうしたくない」と語っている。『ダークナイト ライジング』(12)でべイン役を演じた際、レスラーのような太マッチョ体型を作るために14キロ増量した結果、大きく体調を崩してしまったという。今回のカポネ役には坊主頭や老けメイクで挑んだようで、鬼気迫る姿に激変したトムの写真も複数公開されており、新作への関心をますます高めているようだ。(Movie Walker・UK在住/シャオ)