是枝裕和監督の『万引き家族』(18)が最高賞となるパルムドールを受賞した第71回カンヌ国際映画祭で、次点となるグランプリを受賞したスパイク・リー監督の最新作『ブラック・クランズマン』が、2019年3月に日本公開されることが決定した。

本作は1979年に黒人刑事が過激な白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)に潜入捜査をした実話を克明に綴った同名ノンフィクション小説を原作に、コロラド州コロラドスプリングスで初の黒人刑事として採用されたロン・ストールワースが白人刑事フィリップ・ジマーマンとコンビを組んで過激派団体の悪事を暴いていく物語。

主人公ロンを演じるのは、スパイク・リー監督の代表作『マルコムX』(92)で主演を務めた名優デンゼル・ワシントンの息子で、同作でスクリーンデビューを飾っているジョン・デヴィッド・ワシントン。そして相棒のフィリップを「スター・ウォーズ」新3部作でカイロ・レンを演じているアダム・ドライバーが演じる。

超大作ひしめくサマーシーズンに公開された全米では、興行収入ランキングで初登場5位にランクインしスマッシュヒットを記録。米国の批評サイト「ロッテン・トマト」では95%の批評家から好意的な評価を与えられ、はやくも来年のアカデミー賞の有力作品の一角として注目を寄せられている。

日本公開決定とあわせて到着した場面写真では、デヴィッド演じるロンとアダム演じるフィリップが、KKKから入団を認められて贈られてきた会員証をまじまじと見つめるシーンが映し出されている。この後2人にどんな事態が待ち受けているのか。型破りコンビの活躍に期待したい。(Movie Walker・文/久保田 和馬)