第72回カンヌ国際映画祭で最高賞であるパルムドールを受賞したポン・ジュノ監督の最新作『パラサイト 半地下の家族』が2020年1月に公開されることが決定した。

本作は『母なる証明』(09)以降、『スノーピアサー』 (13) や『オクジャ/okja』(Netflixで配信中)といった国際的作品を手掛けてきたジュノ監督が、10年ぶりにホームグラウンドである韓国で制作した作品となっており、全員失業中で、その日暮らしの生活を送る貧しいキム一家の長男であるギウが、ひょんなことからIT企業のCEOである超裕福なパク氏の家へ、家庭教師の面接を受けることになったために起こる2つの家族の悲喜劇が映しだされる。

主演を務めるのは、『殺人の追憶』(03) 、『グエムル 漢江(ハンガン)の怪物』(06)、『スノーピアサー』に続きジュノ監督と4度目のタッグを組むことになったソン・ガンホ。共演には『ソニはご機嫌ななめ』(13) や『最後まで行く』(14)のイ・ソンギュン、『後宮の秘密』(12)や『情愛中毒』(14)のチョ・ヨジョン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)や『 The Witch/魔女』(18)のチェ・ウシクといったキャスト陣が集結し、いま世界が直面している貧富格差を痛烈に批判しつつ、ユーモアやサスペンスを交え描かれる物語を紡いでいく。

今年の5月に開催された第72回カンヌ国際映画祭では、クエンティン・タランティーノ、ペドロ・アルモドバル、ジム・ジャームッシュといった監督たちの話題作を抑え、審査員満場一致の決定で韓国映画として史上初となるパルムドールを受賞。同映画祭の審査委員長をつとめたアレハンドロ・G・イニャリトゥは本作に「予想のつかない、圧倒的な展開だ!観た瞬間からこの映画に魅了され、観たあとも自分たちのなかでどんどんと育っていった」と絶賛のコメントを寄せており、また、韓国では1000万人以上の動員を記録し、フランスでも150万人目前に迫るなど、世界各国で盛り上がりをみせている。

さらに、アメリカの月刊誌VANITY FAIRでは「ネタバレをしたくないので詳細は言わないが、『この独創的な物語を“体験する”ことがどんなに最高か』すべての人に伝えたい」といったコメントや、アメリカの週刊誌であるTHE HOLLYWOOD REPORTERでは「最高傑作。132分間観客の心を掴んで一瞬も離さない」といった論評が寄せられるなど、ますます期待が膨らむものとなっている。

鬼才ポン・ジュノ監督が新たに挑む本作には、どんな展開が用意されているのか、今後の情報に期待したい!(Movie Walker・文/編集部)