チャームポイントであるそばかすや浮世離れした独特の雰囲気を持ち、雑誌「装苑」で専属モデルを務めるほか、『おいしい家族』(公開中)に出演など女優としても活躍しているモトーラ世理奈。そんな彼女が最新出演作の『ブラック校則』(公開中)でも、モトーラならではの存在感を存分に放っている。

『ブラック校則』は、そのタイトル通り理不尽かつ過剰な校則で生徒を縛り付ける学校が舞台。さえない高校生活を送っている主人公の創楽(佐藤勝利)とその親友・中弥(高橋海人)が大人たちに立ち向かい、校則を変えようと奮闘する青春ドラマだ。

モトーラが演じているのが、美しい栗色の髪を持つヒロインの希央。幼少期の写真がないため地毛であることを証明できず、学校から髪の黒染めを強要されているがそれに反発して不登校になり、出席日数の関係から退学の危機にあるキャラクターだ。彼女の姿に一目惚れした創楽にとって、校則をぶっ壊そうとする原動力となる重要な役どころでもある。

モトーラと言えば、どこか寂しげな眼差しなど、アンニュイな雰囲気が特徴。その存在感が本作では、学校にあまり執着せず、退学をちらつかされても気に留めない希央の人物像とマッチしている。反面、交友関係にまで踏み込む教師の物言いに対して強く反抗する姿は、かつてコンプレックスだったという“そばかす”を自分特有の武器に変え、モデル、女優業を突き進むモトーラ自身の姿勢とも重なり、役に抜群の説得力を与えている。

ヒロインとしても、高身長の凛とした立ち姿でクラスの中でも圧倒的なオーラを放っている彼女。また無愛想でクールなキャラクターゆえに、時折のぞかせる笑顔のキュートなこと!創楽が惹かれてしまうのも納得の美しさとかわいらしさを兼ね備えたヒロインぶりを披露している。

2020年は、岩手県大槌町の小高い丘の上に実在する電話ボックスがモチーフの『風の電話』(1月24日公開)や、台湾が舞台のロードムービー『恋恋豆花』(2月公開)、さらに1人3役に挑戦した『Memories』(2020年公開)など、主演作が多数待機中。ミステリアスな雰囲気を武器に女優街道を邁進する彼女の魅力を、ぜひ『ブラック校則』で感じてほしい!

※高橋海人の「高」は「はしごだか」 が正式表記(Movie Walker・文/トライワークス)