芥川賞作家である田辺聖子の代表作「ジョゼと虎と魚たち」。2003年には妻夫木聡、池脇千鶴主演で実写映画化され、その後も色褪せることなく愛され続けている名作がこのたび、2020年に劇場アニメ化されることが決定。ティザービジュアルが解禁された。

趣味の絵と本や想像のなかで、自分の世界を生きる車椅子のジョゼと、自分の夢を追いかける大学生の恒夫。ある晩、ジョゼは恒夫と出会い、意を決して彼と共に外の世界へ飛びだすことに決める。本作はみずみずしく真っすぐな純愛のなか、誰かを通じて自分とお互いを知って前に進む姿を、楽しさと切なさ、痛みと喜びを交えて描いてゆく。

監督は『おおかみこどもの雨と雪』(12)の助監督や、テレビアニメ「ノラガミ」シリーズの監督を担ったタムラコータローが務め、『ストロボ・エッジ』(15)の桑村さや香が脚本を、「妖狐×僕SS」「クジラの子らは砂上に歌う」の飯塚晴子がキャラクターデザインを手掛ける。そしてアニメーション制作は、「鋼の錬金術師」や「僕のヒーローアカデミア」など数々の人気作を手掛けるボンズが担当している。

現在の映像シーンをリードするクリエイター陣によって紡がれるアニメーション版「ジョゼ」に、いまから期待が寄せられる!

●タムラコータロー(監督)

ようやく発表できました。田辺聖子さんの短編小説「ジョゼと虎と魚たち」が執筆されてかれこれ干支が三周しようとしてるわけですが、この作品にはどんなに時が経っても多くの人の心を捉えて離さない不思議な魅力があります。どこにでもありそうで、どこにもなかった物語。新しい時代を迎えた今だからこそ映像化を通して再度スポットライトが当てられれば幸いです。

●田辺聖子事務所(原作)

主人公のジョゼは、足の悪い、ちょっと世の中をナナメに見ている女の子。そのジョゼが、人を愛することによって、世界への扉を一つずつ開いていきます。扉を開ける前のすくむような気持ち、そして扉を開けたときの驚きと、あふれるような喜び。この作品をご覧になる皆様が、ジョゼの“冒険”を一緒に楽しんでくださいますように。原作者・田辺聖子もきっとそう望んでいると思います。(Movie Walker・文/編集部)