2016年に発売して以来、累計42万部を記録している、キングコング西野亮廣の大ヒット絵本が、『映画 えんとつ町のプペル』としてアニメーション映画化されることが決定。2020年12月のクリスマスに公開される。あわせて、イメージビジュアルが解禁となった。

西野をプロデューサーとしてイラスト、着色、デザインなど総勢33名のクリエイターによって4年の制作期間を経て完成した絵本「えんとつ町のプペル」。「クラウドファンディング」で資金を募り、“一人でも多くの人に”という西野のアイデアで出版業界では異例の「全ページネット公開」を敢行するなど、絵本業界の常識を破り続けてきた。

その緻密に表現された絵の世界観と、大人も泣ける物語で大きな話題を呼び、東京タワーをはじめ日本全国各地では絵本展を開催。今年の10月にはパリのエッフェル塔で日本人アーティスト初の絵本展が開催されるなど世界中で人気を博しており、西野の故郷である兵庫県川西市には「えんとつ町のプペル美術館」の建設も進み、来年には舞台「えんとつ町のプペル」の公演も決定するなど勢いを増しているプペル・プロジェクト。その最大の目標として西野が当初から明言していたのが、このアニメーション映画化となる。

制作を手掛けるのは、『鉄コン筋クリート』(06)や『海獣の子供』(19)のSTUDIO4℃。絵本では描かれていない「えんとつ町の由来」や貨幣価値理論を背景に仕込み、新たに魅力的な登場人物も盛り込みながら新しいエンタテインメント作品として壮大なプペルワールドを描きだす。

そして今回、本編キャラクターデザインも手がける福島敦子による描き下ろしイメージビジュアルも解禁。ゴミ人間プペルと壮大な冒険を繰り広げる主人公ルビッチが描かれており、煙を吐きだす煙突たちをバックに、まだ見ぬ星を見据えるかのように天を見上げるルビッチの表情からは、心の奥に秘めた意志を感じられるビジュアルとなっている。

西野が仕掛ける新たなプペル・プロジェクト。来年の公開へ向け、引きつづき続報を待ちたい!

<西野亮廣(製作総指揮、原作、脚本)コメント>

「2011年頃、まず最初に『えんとつ町のプペル』という物語を書いたのですが、その時から映画化を考えていました。実は全10章というとても長い物語で、誰も知らない作品をいきなり映画で公開しても、映画館に足を運んでもらうことがあまり想像できなくて、まずは3〜5章だけを絵本として出版して、皆さんに知っていただいた上で全章を映画化しよう、という順番ですね。とても長い物語ですが、映画では絵本に描かれていない全てを描いていますので、絵本を読まれた方はより楽しめると思いますし、絵本を全然読まれていない方にももちろん楽しんで頂けると思います。

『打倒ディズニー』といろんなところで言ってはいますが、僕はディズニーが大好きで、夢を見させてくれるし、一番リスペクトしていて。だからこそ、作り手として、表現者として隅っこの方にいるような人間ですが、王者にはちゃんと挑みたいなという思いがあります。作品の中でキャラクターたちに『諦めるな』や『夢は叶う』ということを言わせているので、その張本人が挑まないことにはチグハグだなと思うので、正面から挑んで戦いたいなと思っています。

ようやく思い描いていた映画が、来年のクリスマスに公開になりますので、ぜひ遊びにいらしてください」(Movie Walker・文/富塚 沙羅)