14日夜、石川県能登地方で地震があり、珠洲市では今年6月以来となる震度4のやや強い揺れを観測しました。専門家は奥能登の一連の地震活動が収束する兆しはないとして、今後も強い揺れに注意するよう呼びかけています。

MRO

気象庁によりますと、震源地は石川県能登地方で、震源の深さはおよそ10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.2と推定されています。珠洲市で震度4を記録したほか、輪島市と能登町でも震度2を観測し、気象庁は緊急地震速報を発表しました。

石川県などによりますと、この地震による被害は確認されていないということです。

珠洲市内に住む女性は「寝ていてびっくりした。目が覚めて、それから寝られなかった」と振り返りました。

名産品の七輪を手掛ける珠洲市正院町の丸和工業では、今年6月の震度6弱を観測した地震で七輪を焼く窯が崩れ、先週、再建工事を始めた矢先でした。

震度6弱の地震で被災した丸和工業=今年6月

15日は朝から工場を点検しましたが、七輪が崩れるなどの被害はなかったということです。

丸和工業の玉置仁一代表は「小さい地震は頻繁に起こっていたが、気を許していた。一番怖いのは火入れしたときに地震が起こるのが心配。それに負けない窯を作っていきたい」と話しました。

再建が始まった窯=15日朝

続く群発地震 専門家「大きな揺れに注意」

珠洲市周辺では2020年12月ごろから群発地震が続いていて、震度1以上の地震は今年に入りすでに166回に上っています。しかし、金沢大学で地震学が専門の平松良浩教授は、一連の地震活動が収まる気配はないと話します。

金沢大学の平松良浩教授=今年6月

「最近、大きな震度になる地震は確かに減っていたが、体に感じない地震まで含めると地震活動は相変わらず高い状態が続いている。地殻変動も続いている。しばらくは大きな地震が起こることにも注意してほしい。まだ収まるような気配が見えているとは言い難い」(平松教授)