石川県立金沢西高校の野球部員が球拾いの際に川へ転落し亡くなった事故について、県は当時の顧問の教諭3人を訓告としました。

この事故は2017年11月、当時、金沢西高校の1年生だった男子野球部員が、グラウンド近くの川に落ちたボールを拾おうとしたところ、転落し死亡したものです。この事故をめぐっては、金沢地裁が県に対し2300万円余りの損害賠償を命じた判決が先月確定しています。

これを受け、県教育委員会は「部活動中の生徒の安全確保が十分ではなかった」として、先月26日付で当時の顧問の教諭3人を文書訓告措置としました。県教育委員会は、今回の措置について「判決が確定し、一つの区切りがついたため」としています。北野喜樹教育長は、12日に県庁で開かれた県立学校長会議で「生徒の命が失われたことは誠に遺憾なこと」として、学校内での安全対策の徹底を呼びかけました。