石川県の馳知事は27日、定例の記者会見を開きました。

能登地方で相次ぐ断水被害を受け、各市町の首長などから応援要請を受けたことを明かし、住民の不安を少しでも早く払拭できるよう行政との間で迅速な情報共有をはかっていくと述べました。

定例会見(県庁・27日)


県内では週末に再び強い寒気が来る予想になっていて、馳知事は県民に対し、最新の気象情報を確認するよう求めました。また、除雪中の転落事故を防ぐため、複数人で声かけをしながら除雪作業を行うこと、ホワイトアウトや路面の凍結などによる交通事故に十分注意するよう呼びかけています。


能登地方では5年前の2018年にも大規模な断水が発生していて、今回再び断水が起きた原因について馳知事は「高齢化による空き家問題でメンテナンス問題が生じている」などと話し、能登地方における建物の老朽化を指摘しています。