石川県能登地方を中心に続く大規模な断水で、自衛隊は28日から輪島市で給水活動を行っています。

MRO

28日午後6時時点で、かほく市のおよそ5400世帯、輪島市の2689世帯、七尾市の988世帯、それに宝達志水町のおよそ220世帯で断水が続いています。一方、羽咋市と白山市の断水は解消しました。

石川県は27日夜、自衛隊に災害派遣を要請し、28日朝から自衛隊が輪島市内の介護施設などに給水車10台を派遣しました。介護施設では、24日から配管が凍結して断水し、生活用水には井戸水をくみ上げるなどして対応していました。

職員の男性は「大変ありがたく感謝している。これからも頑張ってもらえたら」と話していました。

断水が続く各自治体は、空き家などで水道管の破裂が相次いだことが原因とみて、漏水している住宅の点検を進めていますが、復旧のめどは立っていません。