新型コロナウイルスの感染拡大で運休が続いていた小松空港の国際線が4月から再開されます。3年ぶりの国際線ターミナルの運用へ空港では受け入れの準備が進められていました。
小松空港では台湾と上海、ソウル便合わせて週16便の国際線が運航していましたが、2020年3月から全便運休となっていました。およそ1か月後に迫ったエバー航空の台北便の再開。国際線の運航はおよそ3年ぶりです。
検疫カウンターでは、入国者に対して事前にウェブサイトでワクチン接種証明書や検査証明書などの登録手続きを済ませた人たちが進むレーンと、空港で手続きをする人のレーンを区別する動線の確保が進められていました。入国審査についても半年ほど前から、審査に必要な指紋や顔写真を登録する機械の操作や手順の確認するトレーニングを継続してきたということです。

国際線再開への準備は入国だけではありません。旅の最後の楽しみといえば空港での買い物。免税店も準備着々です。
牛田和希アナウンサー「免税店では今回商品棚の数を減らし通路を広くすることで密を避ける対策をしている」
北陸エアターミナルビルでは、外国人観光客に人気の北海道土産のラインナップを充実させるほか、既に国際線が再開した空港と情報を共有し、売れ筋を調査するなど入念に準備を進めます。
北陸エアターミナルビル伊藤尋也取締役は「台湾の観光客はいろいろ回って小松空港から最後に帰国するということで(免税店は)一番最後に買い物をしてもらう場所。3年ぶりの再開ということで非常に期待している」と意気込みます。
2019年度には年間およそ21万人の利用があった小松空港の国際線。コロナ前の賑わいを取り戻すことが出来るのか、再開に期待が寄せられています。