北陸電力は2日、未定としていた今年度の業績予想について、規制料金見直しの認可に伴い、実施の時期や内容が確定したとして、売上高や利益について通期で黒字となる予想に修正しました。

北陸電力の今年度の業績予想は、ことし4月27日の決算発表の際、規制料金の値上げの時期や内容が確定していないことを理由に、これまで未定とされていました。

しかし、平均39.7%の引き上げとなる新たな規制料金が、今月1日から実施されたことを受けて今年度の連結の業績予想を
売上高 9100億円
営業利益 300億円
経常利益 250億円
当期純利益 200億円
の黒字としました。

前の年度は売上高が2000億円増えた一方、石炭価格が2倍以上に高騰した影響で経常損失が937億円となるなど過去ワーストの赤字決算で、3期ぶりの黒字を見込んでいます。

北陸電力では、業績予想について燃料価格や需給、市場動向など一定の前提を置くとしています。