8月も終わりですが、気温が高い状態は終わりそうにありません。石川県小松市では8月10日に今年の全国1位となる40度を観測し、県内4つの地点でこの夏、観測史上最高を更新しました。記録ずくめの暑さとなった今年の夏を数字で振り返ります。
8月最後の日も猛烈な暑さとなった県内。
金沢と小松では37.1度を観測し、日傘を手に歩く人の姿も多く見られました。
金沢では31日まで42日連続で気温が30度以上の真夏日となり、1985年の53日連続に迫っています。
8月10日、観測史上最高となる40度を記録した小松市は、福島県伊達市と並んで今年全国一番の暑さとなりました。この日は県内全ての地点で猛暑日になり、4つの観測地点で観測史上1位を更新しました。
(小松40度、七尾38.1度、白山河内37.4度、加賀中津原37.6度)
1カ月の半分以上が猛暑日? 記録的な暑さは…
小松の1か月の最高気温を見てみると、17日間、実に8月の半分以上が35度以上の猛暑日となりました。しかし、これを上回ったのは七尾で、なんと21日間も猛暑日となりました。
また、熱中症の危険が極めて高い日に発表される熱中症警戒アラートですが、8月中に発表されなかったのはたったの7日でした。

降雨量の少なさも雨が少なかったのも今年夏の特徴です。
金沢の8月の雨量は平年は179.3ミリですが、今年は40ミリだけ、平年の2割ほどしか降っていません。
農作物は葉が枯れるなどすでに影響が出始めていて、このままでは深刻な水不足に陥る懸念が高まっています。
そして気象台がきょう発表したのが、「長期間の高温に関する気象情報」
県内にこの情報が発表されるのは3年ぶりで、今後2週間程度は、まだ気温の高い状態が続く見込みだということです。
残暑が厳しい9月に入りますが、引き続き熱中症対策をお願いします。