6日の県内は、能登地方を中心に非常に激しい雨が降りました。石川県珠洲市と能登町に発表されていた土砂災害警戒情報は解除されましたが、能登北部では引き続き今夜遅くにかけて、土砂災害に警戒してください。
午前中から大粒の雨が降った能登地方。県が輪島市上大沢町に設置した雨量計では、午前8時50分までの1時間に71ミリの非常に激しい雨を観測しました。

露店の店主は…
「雨がすごかった。皆さん帰ってしまって私も帰ろうかなと思って。『朝市ってもっとお店並んでるんじゃないの』とさっき客に言われて、みんな雨で帰りましたと説明しています」
災害の危険度が高まっているとして、県と気象台は珠洲市と能登町に、警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報を発表しました。
こうした中、能登町崎山の住宅裏では幅約5メートル、高さ約10メートルにわたって崖が崩れましたが、けが人はいませんでした。
6日に予想される1時間雨量は加賀・能登ともに多い所で20ミリで、7日午後6時までの24時間では、30ミリの雨が見込まれています。気象台によりますと、大雨の峠は越えたということですが、これまでの降った雨により地盤の緩んでいるところもあります。
珠洲市と能登町に出されていた土砂災害警戒情報は午後5時20分に解除されましたが、大雨警報は継続中です。今夜遅くにかけて引き続き警戒を続けてください。