韓国の秋の連休に合わせて小松とソウルを結ぶチャーター便の運航が28日から始まりました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い運休が続いていた小松〜ソウル便ですが、3年半ぶりの直行便です。
リポート「小松とソウルをつなぐ直行便は実に3年半ぶりです。今ゆっくりと高度を下げ、小松空港の滑走路に降り立ちます」
大韓航空によりますと、今回のチャーター便は“チュソク”と呼ばれる韓国の秋の連休に合わせて28日と10月1日、4日の合わせて3日間運航されます。小松〜ソウル間を138人乗りの機材で1日1往復し、韓国の観光客が日本を訪れるための専用便として運航されますが、初日の28日は満席だったということです。
期間限定のチャーター便とはいえおよそ3年半ぶりの直行便は、予定より30分ほど遅れて小松空港に到着しました。到着ロビーではカブッキーとひゃくまんさんの出迎えや馳知事のAIキャラクター“デジヒロシ”の歓迎メッセージが放映される中、韓国人の旅行客が続々と降り立ちました。
「富山アルペンルートがすごく有名、そのために訪れた」
「韓国ではあまり知られていない自然、建物の造り方を見たくて私も何回もきたが久しぶりに来たので楽しみ」(韓国から訪れた人)
小松〜ソウル便をめぐっては、石川県が定期便の再開を要請していて、大韓航空側は10月末から来年3月末までの冬ダイヤ期間中に運航を再開した上で、1日1便のデイリー化も目指す意向も示しています。