東京オリンピック・パラリンピックの延期を受け、IOC=国際オリンピック委員会が開催時期を協議を進める中、東京都の小池知事は「暑い時期の開催でなければ、マラソンは東京で実施するのが当然」という認識を示しました。

 IOCは東京オリンピックの新たな開催日程の協議を進めていて、大会組織委員会内で有力な「夏に開催する案」を軸に、一部の国際競技連盟から提案のあった「春の開催」の案も検討することが分かりました。3月27日朝、小池知事は開催日程について「新型コロナウイルスの感染が収まっていることが大前提」とした上で、暑くない時期であればマラソン競技の東京での開催は「当然だ。都民はそれを望んでいる」と述べ、改めて東京開催を希望する考えを示しました。

 東京オリンピックのマラソン開催地を巡っては、2019年11月にIOCが突然「札幌は東京より気温が低い」ことを理由に、予定されていた東京から札幌への移転を決定しました。この時、小池知事は「あえて言うなら、合意なき決定」「決定に同意することはできないが、IOCが下した決定を妨げることはしないと、東京都として決断した」と、最後まで不満を示していました。

 IOCは新たな開催日程について、今後3週間前後をめどに決定する方針を示しています。