東京都内でも新型コロナウイルスの高齢者向けワクチン接種が4月12日から始まりました。各自治体では接種に向けた準備が進んでいます。

 国は4月26日の週には全国の区市町村全てにそれぞれ975回分を配る方針です。さらに5月3日の週には全国全体で390万回分のワクチンを供給する計画です。このうち、東京都への配分はおよそ46万回分で、都内の自治体や医療機関などは希望した量のおよそ半数が供給される形です。これを受け、東京都は各区市町村の配分量を決定しました。最も多いのは葛飾区のおよそ4万5000回分です。

 こうした中、東京・調布市は15日、京王線の駅前広場に設営した仮設の予防接種会場で予行演習を行いました。調布市は、会場で医師が個々のブースを回って予診と接種、状態観察をワンストップで行える仕組みを採用することで、高齢者の負担軽減と効率化を図ります。1日当たり430人程度、1週間でおよそ3000回の接種ができる体制を調布市医師会と連携して準備していきます。この日、シミュレーションに参加した医師は「思っていた通りの効果が得られ、新たな課題はないと感じる。ただ、実際の接種で具合の悪い人が出た場合の対応は課題にしていく必要がある」と話しました。また、調布市の担当者は「医師が歩いて接種していく方式は、なかなか実施されていない。この方式は(医師が)疲れることもあると思うが、協議しながらより良い接種にしていきたい」と話しています。