今週末から始まるゴールデンウイークを前に、岸田総理大臣は「油断は禁物だ」として、新型コロナ対策への引き続きの協力を訴えました。

 岸田総理は4月26日夕方に開いた会見の中で「国民の協力のおかげで3年ぶりにまん延防止等重点措置や緊急事態宣言のないゴールデンウイークとなる。しかし油断は禁物だ」と述べた上で、普段は仕事などで忙しい人も連休中にワクチンを接種するよう、改めて呼びかけました。また「帰省する人は帰省前に3回目接種、または検査を受けるようお願いする。近くの無料検査拠点で検査を受けられるほか、連休中は主要駅や空港等で臨時の無料検査拠点を拡充する」と述べ、積極的に検査を受けるよう求めました。

 岸田総理はゴールデンウイークを「平時への移行期間」とし、最大限の警戒感を維持するよう訴えました。

<全国知事会 GW対策話し合う 小池都知事「武器は3回目接種」>

 この日開かれた全国知事会のコロナ対策本部の会議でも、各都道府県の知事がゴールデンウイーク期間中の感染対策などを協議しました。東京都庁からリモートで出席した東京都の小池知事は「外出・イベント・飲食などの機会が増える。ここで重要になるのは、感染の連鎖を断ち切るための“武器”としての3回目のワクチンだ」と発言し、連休中の感染拡大を防ぐためにはワクチンの3回目接種の促進が重要であると訴えました。

<若者接種加速を目指し… 東京都がワクチンバスを初めて大学へ>

 こうした中、特に接種がなかなか進まない「若い世代」へのワクチン接種を促進しようと、東京都は新たな取り組みを始めました。

 多摩市にある東京医療学院大学に到着したのは「ワクチンバス」です。東京都が運営するワクチンバスは、接種会場へのアクセスが困難な地域や高齢者施設を回って接種を行っています。しかし最近は高齢者への接種が進んで要請が落ち着いていることを受け、若者への接種を促進するため、今回初めて大学での接種を行いました。接種を受けた学生は「ゴールデンウイークに外出の予定もあるので、ワクチンの3回目接種を受けようと思った。大学で受けられるのはとても便利でありがたい」などと話していました。また、東京医療学院大学の浜田良機学長は「素早く対応してもらい、大変ありがたい」と話しました。

 この日は1日で学生ら48人が接種を受けたということです。ワクチンバスは今後、大学などの要望にも応えて巡回を続けていくということです。