コロナ禍で外食が減って家庭で食べる冷凍食品の需要が高まる中、高品質にこだわった冷凍食品売り場が東京・銀座の百貨店に初めて誕生しました。

 長い歴史がある松屋銀座として初めてとなる冷凍食品専門売り場は地下2階・生鮮フロアの一角に、50以上のブランド・およそ350種類のハイクオリティーな冷凍食品が並びます。その特長は「銀座の名店の味も冷凍総菜として味わえる」ことです。1887年創業の銀座最高級の老舗洋食店・みかわやのチキンソテーや、松阪牛の名を世に広めた精肉店・銀座吉澤による最上級A5ランクの松阪牛ハンバーグもショーケースを彩ります。ハンバーグはふわふわで肉汁があふれ出す冷凍食品とは思えないクオリティーで、銀ぶら気分で“おうち時間”を豊かにしてくれる、何ともぜいたくな冷凍食品の数々がそろいました。

 コロナ禍でテイクアウト需要が高まりをみせる中、「家庭でも本格的な店の味を提供したい」と多くの企業やレストランが冷凍食品市場に参入しています。そして、その鍵となるのが「冷凍技術の進化」です。養殖業が盛んな熊本県天草産のシマアジとマダイの刺し身は、空気による冷凍ではなくマイナス30℃のアルコールで急速冷凍することで、水揚げ直後の味を損なうことなくそのまま閉じ込められるといいます。

 松屋銀座・冷凍食品担当の今井克俊課長は「一品あるだけで家のテーブルが華やかになるとかおもてなしができるとか、楽しくなるような商品提案ができれば。実は冷凍だからこそおいしい。時間と空間を越え、いつでも食べてもらえればと思う」と話し、“冷凍は味が落ちる”というこれまでのイメージを覆し“冷凍だからおいしい”という新たな価値観を広げたいと意気込んでいます。