東京都の小池知事が今年100歳を迎える女性をお祝いしました。女性が語った健康の秘訣(ひけつ)は「平和」でした。

 100歳の人を祝う東京都のこの行事は、以前は知事が自宅を訪問する形で行っていましたが、コロナ禍となり、2020年・2021年の2年連続で中止となっていました。そして今年初めてオンライン形式で行われ、3年ぶりの実施となりました。

 今回、知事からお祝いの言葉が贈られたのは、中野区に住む野崎光子さん(99)です。1922年=大正11年生まれで、今年11月に100歳を迎えます。小池知事から「本当に健康で何より。秘訣は何ですか」と尋ねられた野崎さんは「やっぱり『平和』。家の中にゴタゴタがなければ食事もおいしく頂ける。やっぱり平和ですね」とユーモアたっぷりに答え、場を和ませました。

 知事との面会中、終始元気な笑顔を見せていた野崎さんでしたが、記者からの質問がウクライナ侵攻の話題になった際には、終戦後の東京の光景を思い出し、涙を流す場面もありました。野崎さんは「上野に用事があって行ったりすると、戦争孤児がたくさんいた。上野に叔父が住んでいたのでたまに出かけたが、涙が出てくる…。ごめんなさいね…ちょっとごめんなさい…。その時の光景が(ウクライナでの戦争と)重なって…」と話し「戦争は駄目。どこの国も戦争は駄目。子どもたちのために大人は頑張ってください」と訴えました。

 東京都は100歳を迎える人にお祝い状と記念品を贈っていて、「この事業を多くの高齢者の励みにしてほしい」としています。