NTTデータのグループ企業であるキャッツは7月24日、システム開発における成果物間の関連性を管理できるというトレーサビリティツールプラットフォームである「ZIPC TERAS Ver.3.0」(ジップシーテラス バージョン3.0)を販売開始した。自動車OEMやサプライヤ企業を中心にツールを提供し、今後3年間で3億円の売り上げを見込む。

新製品は、機能安全規格で要求されるシステム開発の成果物間トレーサビリティを効率よく形成・管理できるという。仕様・設計変更や派生開発などでの機能・性能・品質低下(デグレード)を起こさないため、変更カ所からの影響範囲を把握する際に効果を発揮するとしている。

新バージョンでは、従来のバージョンと比べ、既存のドキュメント類(Word、Excel、PowerPoint、MATLAB/Simulink、PDF、テキストファイルなど)の効率的なトレーサビリティの要素化、管理ツールとの連携強化(JIRA、Git)、大規模な開発への対応を可能としている。

また、NTTデータと共同でトレーサビリティ関連サービスを充実させた。具体的には、Word/Excel/PowerPoint/PDFなどの既存資産/既存環境をツールが項目ごとに分解し、取り込めるほか、MBD開発で必須になっているMATLAB/Simulinkのモデルについては、解析・分解し取り込めるという。

さらに、対象文書にあらかじめ記載したトレースタグ(ID)を解析し、対応する項目間を自動でリンクでき、ソースコードやログファイル、XMLなどのテキストベースの文書を正規表現で解析し、項目の抽出が可能。

そのほか、影響範囲分析やカバレッジ確認結果を基にTrac/Redmine/JIRAといったCMツールのチケット起票が可能であり、チケットもトレーサビリティ管理対象にできるという。