資産運用サービスを提供するロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」を展開するウェルスナビは7月27日、同サービス利用者の資産情報について提携先企業のサービス向けにAPI接続での情報提供を実現し、提携サービスの機能拡充を行うと発表した。その第1弾として、SBI証券で「WealthNavi for SBI証券」の残高表示を7月29日に開始する。

従来のAPI連携ではオープンイノベーションの一環として、金融機関がFinTech企業にAPIを提供し、サービスの向上に利用する形が主だったという。同社も2017年1月以降、SBI証券や住信SBIネット銀行のAPIを利用することで犯収法上の本人確認情報を取得し「WealthNavi for SBI証券」「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」の口座開設を、最短で即日可能とするなど、利用者の利便性の向上に努めてきたという。

今回のAPI連携の拡大では、同社が保有する資産運用に関わる情報を利用者の了解を得てAPI接続により金融機関などに提供することで、利用者は連携先企業のサービス上で容易に安全に資産情報を取得・閲覧可能となり、提携先企業は利用者の利便性向上を図ることができるようになるとしている。

具体的には、SBI証券でWealthNavi for SBI証券の残高表示を開始し、同サービスでの資産運用の残高情報をAPI経由でSBI証券に提供することで、ログイン後の画面で同社で保有している株式や投資信託、債券などの運用状況と同サービスでの運用状況を一体的に把握可能になるという。

結果として、同サービスの利用客にとっては、長期・積立・分散による資産運用と個別銘柄やテーマ投信などの取引を組み合わせることによる、いわゆる「コア・サテライト運用」を行なう上での利便性の向上が期待できるとしている。

ウェルスナビは今後、銀行や証券会社などの提携先の金融機関に留まらず、家計簿アプリなどを提供するフィンテック企業に対しても、順次APIの提供を予定している。