Microsoftは27日(以下すべて現地時間)、WaaS(Windows as a Service)のサービスモデル変更を公式ブログで改めてアナウンスした。今後Windows 10はOffice 365 ProPlusと連携するため、Semi-Annual Channel(半年ごとのチャンネル)とLong-Term Servicing Channel(長期サービスチャンネル)で更新を行う。本件については2017年4月の時点で明らかにしていた。

Semi-Annual Channelは、組織全体で使用する一般的なPC向けに設計され、3月および9月を対象にした年2回の機能更新リリースにあたる。現在のCB(Current Branch)およびCBB(Current Branch for Business)に置き換わり、リリース日から18カ月のサポートを提供する。

Long-Term Servicing Channelは、LTSB(Long-Term Servicing Branch)に置き換わるチャンネルとして、POSシステムは工場、医療機関などの長期運用PC向けに設計された。リリース日から10年間のサポートを提供する予定だとMicrosoftは説明している。

Microsoftは、企業向けPCの運用として3段階のプロセスを提唱した。1つめのPlan and Prepare(計画と準備)はWindows Insider Programを利用して、Windows 10の新機能の検証や開発、互換性の確認などを行う。2つめのTargeted Deploy(ターゲット展開)は、Semi-Annual Channelリリース時に対象となるPC(全体の約1割を推奨)へ試験的展開を開始し、各種互換性の検証を行う。そして3つめのBroadly Deploy(広域展開)では、Targeted Deployの結果が万全だった場合に組織全体へ展開を行うというもの。

WaaSについてMicrosoftは「進行中のプロセス」であり、今後も市場に合わせて変化する概念だと説明する。同社はWindows 10サブスクリプションを2017年9月からCSP(クラウドソリューションプロバイダー)プログラムにも適用し、Microsoft Azureや他社ホスティングベンダー上での運用を許可。さらにCSPサブスクリプションからライセンスを付与した仮想マシン上の使用権付与が行われる。なお、今回の変更に伴い、CBBは事実上廃止される。

阿久津良和(Cactus)