シスメックスは、米州における今後の試薬の需要増加に対応するため、米国の試薬生産工場を拡張し、試薬の生産体制を強化したことを発表した。投資総額は約2,415万ドルとなる。

同社グループは、国内2拠点、海外6カ国7拠点において試薬を現地生産している。2012年には、国内および一部海外向けの試薬生産を担っている小野工場および中国の済南工場、2014年にはシンガポールの試薬生産工場、2015年にはドイツの試薬生産工場を拡張するなど、グローバルな需要増加に対応するため、試薬供給体制を強化してきた。

今回の工場拡張により、同工場での生産能力は従来の1.8倍になった。また、生産管理システムのひとつである製造実行システム(MES:Manufacturing Execution System)と製造設備を連携する製造環境のIoT化に取り組み、モバイル端末を用いた製造設備の監視・制御を可能とするなど、生産性および品質の向上を実現したという。

なお、同社は今後も、各地の市場環境にあわせた生産体制で、世界中の顧客に安定的に製品を提供していくとしている。