国際自動車と日本ユニシスは8月3日、両社が共同開発したスマートフォン用アプリを使用して、国土交通省が行うタクシー事前確定運賃サービスの実証実験に参加すると発表した。期間は8月7日の9時〜10月6日の24時(10月7日の0時)まで、対象地域は東京23区・三鷹市・武蔵野市、対象となるタクシーの台数は320台。

タクシー事前確定運賃とは、事前確定運賃サービス実証実験専用アプリで入力した乗車地・降車地間の地図上の走行距離や渋滞予測時間などを踏まえて算出した運賃額でタクシーを利用できるというものであり、確定後は渋滞などが生じても運賃は変わらず、降りる直前までメーターを気にする必要がないとしている。

2020年に向けた政府の「観光ビジョン実現プログラム2017」では、「世界水準のタクシーサービスの充実」として「事前確定運賃」を掲げている。また、タクシーは公共交通機関でありながら、電車やバスなどと比較して事前に料金が確定していない点で消費者に選ばれにくく、目的地に到着するまで料金がわからないことや、交通状況によって料金が変わる場合があることなどが特有の課題になっているという。

今後、さらなるタクシー運送の効率化を図りながら、ICTを利用した利便性の高い新たなタクシーサービスを実現するため、乗車前に運賃が確定する事前確定運賃サービスの制度設計に関する同実験の実施に至った。

同実験に参加するには、まず事前確定運賃実証実験アプリをダウンロードし、続いて乗車地・降車地、高速道路利用の可否、障がい者割引適用の可否を入力する。アプリが事前確定運賃を表示するので、問題無ければ、確定ボタンを押すと注文が確定し、乗車地でタクシーに乗車するという手順になる。アプリはApp StoreおよびGoogle Playで8月7日からダウンロードが可能。

なお、同実験の対象となるのは初乗り料金/迎車料金/各種割増・割引を含む事前確定運賃が3000円以上の場合のみとなる。運送途中で大幅なルート変更を行う場合は、乗車地点から作動しているメーター運賃を支払う必要があるという。