Fossbytesは8月24日(米国時間)、「6 Best Hard Drive Eraser Tools For Your PC: Wipe Hard Drive In 2019」、ハードディスクのデータを消去するソフトウェアの2019年版リストを発表した。ハードディスクに保存されたデータはオペレーティングシステムが提供しているファイル削除などの機能だけでは完全に削除できず、ツールを使うと復旧できると言われている。そのため、使っていたPCやハードディスクを破棄、譲渡する場合、可能な限りデータ復旧ができない段階までデータを消去したいことがある。ハードディスク・データ消去ソフトウェアはそうした目的で利用できる。

紹介されているソフトウェアは次のとおり。

Windows 10の標準機能 - Windows 10はデフォルトでディスクを削除する機能を提供している。設定アプリケーションから[更新とセキュリティ]→[回復]→[このPCを初期状態に戻す]→[開始する]→[すべて削除する]から対象ディスクを消去することができる
macOSのディスクユーティリティ - macOSではデフォルトで同梱されているディスクユーティリティを使ってディスクを消去できる。ディスクユーティリティはデータ回復が不可能なレベルの消去や高速だが安全性が低い消去などのオプションを提供している。また、ディスクエラーのチェックなども実施できる

DBAN(Darik's Boot and Nuke) - 優れているハードディスク・データ消去ソフトウェアの1つ。無償で利用できるほか、Gutmanメソッド、DOD 5220.22-M、DOD Short、クイック消去など、さまざまな消去オプションを提供している。フラッシュドライブやCDから起動して消去処理を行うことができるほか、ネットワーク経由でのデータ消去なども可能。ただし、開発が終了しており、技術サポートは提供されておらず、技術に詳しくないユーザーには使いにくい

Eraser - ハードディスクから機密データを完全に削除することができる堅牢なデータ消去ソフトウェア。DOD 5022、Gutmann(35パス)、AFSSI-5020、HMG IS5 Schneier(7パス)などさまざまなデータ消去オプションを提供。データ消去をスケジューリングすることも可能

Disk Wipe - オープンソース・ソフトウェアのハードディスク・データ消去ソフトウェア。DBANの開発が終了したあと、最もも人気のあるハードディスク・データ消去ソフトウェアのひとつ。なお、機能はそれほど多くない

CCleaner Drive Wiper - CCleanerに搭載されているハードディスクデータ消去機能。起動可能なドライブでは使用することができないほか、機能はそれほど多くない

起動するシステムが含まれた領域を消去するには、ハードディスク・データ消去ソフトウェアからシステムが起動できる必要がある。また、こうしたツールはハードディスクのみならずUSBメモリやSSDなどに対しても適用できる。中古販売されているUSBメモリの多くはこうした消去作業が行われておらず、一見ファイルが消えているように見えても、復旧ツールを使うことでファイルが復元できることが多いと知られている。