NTTコムウェアは9月18日、東日本旅客鉄道(JR東日本)主催が主催するモビリティ変革コンソーシアムのSmart City WG「駅からはじまるスポーツのまち」に参画し、地域活性化と駅の混雑緩和を目的に参画企業がアセットを使用して、千葉市の海浜幕張駅周辺及び蘇我駅周辺において実証実験を実施すると発表した。

同ワークグループでは、スポーツ観戦を盛り上げ、まち歩きを楽しむキャンペーンを、京葉線の海浜幕張駅及び蘇我駅周辺エリアにおいて、8月中旬から10月下旬にかけて実施している。

このキャンペーンにおいて、9月19日から海浜幕張駅で、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、SAS Institute Japan(SAS)、NTTコムウェアの3社で共同開発した「人流サービス基盤(仮称)」を用いた実証実験を行うとしている。

今回の実証実験の目的は、沿線のスポーツチームやスタジアム情報を発信し試合観戦を盛り上げること、魅力あるまち情報の発信により周辺エリアへの回遊を促すこと、駅の混雑情報の発信により混雑ピークの分散を図ることの3点。

同基盤により海浜幕張駅の30分後までの混雑情報をリアルタイムに予測し、デジタルサイネージに加え、NTTコムウェアが開発した「おもてなしのためのエンジン(仮称、特許出願中)」を搭載するアプリを通じた情報提供により、駅の混雑緩和を実現する。

同アプリでは、エリアに来場する利用客の嗜好や属性、位置、時間、同行者(子どもと、パートナーと、友達と、ひとりで)や目的(千葉ロッテマリーンズ応援、ジェフユナイテッド市原・千葉応援、まちぶら)、天気、混雑情報などに対応した海浜幕張駅と蘇我駅周辺エリアのまち歩き情報を提供する。

サイネージには、周辺の交通情報や、京葉線沿線に拠点を持つ千葉ロッテマリーンズ、ジェフユナイテッド市原・千葉を始めとする「KEIYO TEAM6」(京葉線沿線に本拠地を持活動するスポーツ6チームの総称)の情報や選手、マスコットの画像と共に記念写真を撮れるエンターテイメント機能などを搭載する。

おもてなしのためのエンジン(仮称)利用による回遊促進は、海浜幕張駅及び蘇我駅で8月20日から10月31日までの予定で実施。同エンジンは、個人の嗜好・属性・位置・状況などを踏まえて、利用者に最適な情報を提案するというもの。これにより、利用者は自分が必要としている情報を取得可能になるという。

提供する情報は混雑予測も用いて提案し、提供した情報により利用者の行動変容を促すことで、エリア内の回遊を促進し、地域活性化に貢献するとしている。

さらに情報を配信する店舗に対しては、自店舗のターゲットとなる属性の利用者にのみプロモーションを行える集客機能を提供する。

人流サービス基盤(仮称)を利用する混雑予測は、海浜幕張駅において9月19日から10月31日までの予定で実施する。

これは、赤外線センサーによりイベント時の人流データを収集し、近い未来で起きる混雑予測を行い、利用者に対してアプリとデジタルサイネージを通じて混雑予測情報とその回避方法を提案するもの。これにより駅などへの人流集中を分散させ、利用者の快適性・利便性向上に貢献するとしている。

同基盤の共同開発では、CTCがIoTセンシングによるデータ収集を、SASが混雑予測を、NTTコムウェアがデータ蓄積/サービス配信を、それぞれ担当する。