ソフトバンクは4月14日、5G(第5世代移動通信システム)ネットワーク環境で、MEC(Multi-access Edge Computing)と米NVIDIAが提供するAI(人工知能)を使った映像伝送向けプラットフォームである「NVIDIA Maxine」を使用して、映像の解像度と画質を高めるという「超解像」の実証実験を実施し、Web会議の実現に成功したと発表した。

【関連記事】
≪ソフトバンクとスバル、5Gを活用した合流時車両支援に成功≫
≪ソフトバンク、NVIDIAのGPUを活用した5G仮想基地局の技術検証≫

同社はNVIDIA Maxineを使用して、モバイルネットワークにおけるデータ通信量を抑制しつつ高品質な映像を配信可能にするシステムの開発を進めている。超解像機能や音声ノイズ除去機能をMECサーバに組み込むことで、高品質なWeb会議を実現が可能になる。

今回の実証実験では、同社の5Gネットワーク環境で低解像度(180p相当)の映像を伝送し、MECサーバでAIによる超解像処理を行い、高解像度(720p相当)の映像を生成できることを確認した。

MECサーバを使用しない場合と比較して、少ないネットワーク帯域幅の利用で同等の品質の映像を配信できたとのこと。また、MECサーバに音声ノイズ除去機能を組み込むことで、ユーザーが品質の優れた高価なマイクなど特別な機器を準備・使用することなく、クリアな音声でWeb会議を利用できることも確認したとしている。

同社は今回の実証実験の結果により、5G環境におけるアップリンクの通信に対して、AIとMECの有効性を証明したという。