3月25、26日に開催された「AnimeJapan 2017」の2日目に、『刀剣乱舞』のスペシャルステージイベントが行われた。登壇者は、『刀剣乱舞』原作プロデューサーのでじたろう、ゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』のエグゼクティブプロデューサー花澤雄太。そして、テレビアニメ『刀剣乱舞-花丸-』より大和守安定役の市来光弘、加州清光役の増田俊樹、へし切長谷部・長曽祢虎徹役の新垣樽助。さらに現在放送中のTVアニメ『活撃 刀剣乱舞』より和泉守兼定役の木村良平、陸奥守吉行役の濱健人、堀川国広役の榎木淳弥も駆けつけ、総勢8名でのステージとなった。

まずは『刀剣乱舞-ONLINE-』のかわいい宣伝隊長、おっきい こんのすけの手を引きながらでじたろうと花澤が登場。花澤からは、今年の1月14日に3周年目へ突入し、PC版は170万ユーザー、アプリ版は280万ダウンロードを誇る人気ゲームとなったことに、場内の審神者(さにわ=『刀剣乱舞』のプレーヤー)へ感謝の言葉が伝えられた。 また、でじたろうからはゲーム内に登場する刀剣「蛍丸」ゆかりの地である熊本・阿蘇神社の復興支援を目的としたチャリティグッズが「AnimeJapan 2017」で販売され、完売となり多くの義援金が集まったことが報告された。

ここで花澤からゲームについての新情報が発表される。ゲーム内で一部の刀剣男士に設定できる、その刀剣男士固有のBGM「近侍曲」が、新たに鳴狐、長曽祢虎徹、大倶利伽羅、同田貫正国に実装されるという。その情報に、会場からは大きな拍手が上がった。

続いては、『刀剣乱舞-花丸-』の最新情報を伝えるべく、市来、増田、新垣がステージに登場。市来は「ここがAnimeJapanのステージか……気分を切り替えないとな。出撃するぞ! おらー!」、新垣は「主に託されたこの作物、長谷部、全身全霊圧倒的責任感を持ってお世話させていただきます」など、それぞれキャラクターのセリフを発しながらステージに現れた。

まずはキャストがそれぞれ印象深かったアニメのシーンを振り返る。市来は第1話で池田屋に出陣した際に大和守安定が決めゼリフの「首落ちて死ね」を発するシーンが印象的だったと答え、「『花丸』の話を聞いた時に、ほんわか系の作品だから、ゲームの戦闘シーンで使われているかっこいいセリフもなかなか言う機会がないのかな? と思っていたら、アニメ第1話でいきなり言えたー! と思って」と、このセリフが登場したことへの驚きを明かした。

また、増田は最終話の、暴走する大和守安定を加州清光が説得するシーンを挙げ、「かっこつけたり、うわべで繕ったりして隠している部分をすべて取っ払った本物の清光が一瞬見えたシーンで、あぁ、清光にもこういう顔ができるんだなと感慨深くなった」とコメントした。新垣は、第11話で長曽祢虎徹が蜂須賀虎徹と言葉を交わすシーンをチョイス。贋作である長曽祢虎徹は、真作である弟の蜂須賀虎徹から疎まれているが、そんな二人の兄弟としての絆を感じたのがこのシーンだったと語った。

トークコーナーが終わると、『刀剣乱舞-花丸-』の新情報として、2期の放送開始が2018年1月に決定したと報告された。1期に登場した刀剣男士達は引き続き登場し、新たにどのキャラクターが追加となるかは今後発表されるという。これについて市来は「僕としてはここまでがあっと言う間でした。第1話の先行上映があって、気づいたらアニメが終わり、数か月経ち……。だから、来年の1月なんてあっと言う間なのかなと思います。それまで『活劇』のアニメを見たり、ゲームをプレイしつつ『花丸』2期を楽しみに待っていただければなと思います」とコメントした。

続いて『活劇 刀剣乱舞』の最新情報を発表するべく木村、濱、榎木の3名が登場。濱が自己紹介で会場の審神者と共に「よお狙って……ばん!」と陸奥守吉行のセリフを言うと、続く榎木も「堀川国広役の榎木淳弥です、よろしくお願いします。……ばん!」と真似をし、なごやかなムードでコーナーがスタートした。

まずは、『活劇 刀剣乱舞』の気になる舞台設定が解禁される。アニメの舞台は文久三年。刀の時代が終わりを告げた幕末に、物語が始まるという。既に収録は始まっており、本作は雰囲気やキャラクター同士の関係性づくりにとても重きが置かれているとのこと。「1話の収録の前に、雰囲気を掴むということで、ある程度動きがわかる絵に音がついているものをざーっと見させてもらったんです。やっぱりそれがあると(雰囲気が)わかりますね」と木村が明かすと、それに対し濱は「僕、実は事前収録だったので見てないんです」と言う。それに対し木村と榎木が突然、「えー見てないんだ! 知らないんだ!」と男子小学生のような反応をし、会場から笑いが起きた。

気を取り直し作品の話に戻ると、木村は「制作スタッフさんの熱量がすごい」と話し、榎木からも「普通の収録では絵とセリフのタイミングを合わせるのに対し、この作品ではお芝居優先で、自分達のタイミングでやってくださいと言われるんです」と、制作陣のこだわりをうかがわせるエピソードが飛び出した。最後は出演者8名がステージに勢ぞろいし、三日月宗近のセリフである「刀剣乱舞、始めよう」を会場と一体となってコールし、イベントは終了。広がり続ける『刀剣乱舞』の世界を見せつけたイベントであった。