11月15日公開の映画『わたしは光をにぎっている』のスペシャルトークイベントが10月31日、東京・高円寺の小杉湯で行われ、主演の松本穂香、主題歌のカネコアヤノ、中川龍太郎監督が出席した。

本作は、『四月の永い夢』で第39回モスクワ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した新鋭・中川龍太郎監督の最新作。なんとなく上京したが、仕事も人付き合いもうまくいかない20歳の澪を主人公に、古い銭湯を手伝い始めて昔ながらの商店街の人たちとも交流するようになる澪は、少しずつ都会の暮らしにも喜びを見出していく、というストーリーだ。主人公の澪を松本穂香が熱演。また、主題歌「光の方へ」をカネコアヤノが担当している。

物語の舞台が銭湯ということで、この日のイベントは高円寺にある小杉湯で実施。松本とカネコはこの日が初対面で、お互いの印象について聞かれると、松本が「ずっと聴かせていただいてます。他の曲も聴かせていただいているので、ちょっとドキドキしています」と緊張した素振りを見せると、カネコは「やっと会えたという感じですね。可愛いです」と笑顔を見せた。

また、カネコが大好きだというラストの「お風呂のお湯をすくうシーン」について松本は「監督さんが『お湯を慈しむように』と素敵な表現で演出されました。この時はファンタジーみたな夢の世界で、お湯を出す瞬間に現実に戻るという演出方法でした。ラストシーンにカネコさんの曲が流れた瞬間が大好きで、そこでやっと完結するというか、澪の未来が見えてよかったです」と満足げ。また、今回演じた澪という役柄を演じる上では「何もしなかったですね。お酒を止めようとか何かを止めようとか制限することでもっとお芝居に出せるんじゃないかと思ったりするんですが、自分に圧をかけないでいようと思って"まんま"でいました。今回は何もしなかったです」と自然体で演じたという。

イベントの最後には主題歌「光の方へ」をカネコが弾き語りで熱唱。それを横で聴いていた松本は「素晴らしかったです。私、泣きそうで本当に最高です。救ってくれるというか寄り添ってくれる感じがしました」とカネコの歌声に感動した様子。対するカネコは「寄り添うというか、少しでもそういう感じになればと思っているので、そう言ってもらえるとうれしいです」と笑顔を見せていた。映画『わたしは光をにぎっている』は、11月15日より全国公開。