1995年にスタジオジブリがアニメ映画化した青春ラブストーリー『耳をすませば』が、俳優・松坂桃李と女優・清野菜名のW主演で実写映画化(9月18日公開)されることが14日、明らかになった。

本作は、漫画家・柊あおい氏が少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した同名漫画を原作に、『ROOKIES 卒業』(09)、『ツナグ』(12)、『記憶屋 あなたを忘れない』(19)などで知られる平川雄一朗監督がメガホンを握る。原作の世界観を忠実に再現するあの頃(過去)に加え、10年後の現在がオリジナルストーリーとして二重構造で描かれる。

読書が大好きな中学3年生の月島雫は、同級生・天沢聖司と出会い、最初の印象は最悪だったが、夢を追う聖司に次第に惹かれ始める。聖司も、小説家になるという雫の夢を知り、彼女に思いを寄せ始め、2人は「お互いにきっと、夢を叶えよう」と誓い合う。そして10年の月日が流れ……。

10年後の雫を演じる清野は、「誰もが大好きな名作『耳をすませば』の世界に雫として存在出来ること、とても嬉しく光栄に思っております」と喜びを伝え、「あれから10年。雫はどのようにして大人になっていったのか、彼女の思いに寄り添いながら、雫の持っているピュアな心を大切に、丁寧に演じていきたいと思っています」と意気込む。

一方、同じく10年後の聖司を演じる松坂は、「『耳をすませば』はアニメーション映画で何度も見た作品です」と相当な思い入れがあるようで、「学生生活の日常にある歯痒さや微妙な距離感で感じる甘酸っぱさ。あの頃にしか感じられないものが詰まっていて素敵だなと思っていました」と回顧。

さらに、「あの物語の“その後”を想像した方もいらっしゃるのではないでしょうか。僕もそうでした。月日を経て描かれる“その後”の物語に関われることを嬉しく思います」と感謝し、「平川監督とは初主演の作品『ツナグ』でガチガチに緊張していた僕にムチを打ちながら支えてくださった方。監督のお陰で走りきることができました。その平川監督ともう一度組む事ができる喜びと緊張感を噛み締めながら、撮影に臨みたいと思います」と気合をみなぎらせる。

本作は、2月中旬にクランクインし、3月クランクアップ予定。学生時代の雫や聖司、その他の登場人物のキャストは後日発表される。

■平川雄一朗監督のコメント
『耳をすませば』という沢山の人達が知っている原作の10年後を描くという実写映画化に大変な緊張感とプレッシャーを抱えていますが、主演の2人を始めとするスタッフキャストの力を集結させ、原作の空気感をそのままに心温まる映画となるよう邁進したいと思います!

■西麻美プロデューサーのコメント
私も大好きな作品「耳をすませば」を実写映画化しようと考えた時、とても悩みました。ですが、実写映画の形を探る中で、原作にある中学生時代に加えて10年後の大人になった雫と聖司を描いたらどうだろうと思いつきました。そして、雫役に清野菜名さん、聖司役に松坂桃李さんというお2人が決まったことで、これは素敵な作品にできると確信しました。中学生時代と大人時代を描く実写版『耳をすませば』、楽しみに待っていただけたらと思います。

(C)柊あおい/集英社 (C)2020『耳をすませば』製作委員会