米Sony Electronics(ソニー・エレクトロニクス)は現地時間1月7日、新しいテレビ「BRAVIA XR」を発表。世界初の“コグニティブインテリジェンステレビ”として、「人が見たり聞いたりする方法を再現するように設計した」という処理エンジンを搭載。HDMI 2.1対応で、次世代ゲーム機に適した高解像度・フレームレートもサポートする。

MASTERシリーズの8K液晶テレビ「Z9J」は85/75型の2機種、4K有機EL「A90J」は83/65/55型の3機種をラインナップ。

4K有機ELの「A80J」77型/65/55型と、4K液晶の「X95J」85/75型/65型、4K液晶「X92」100型と「X90J」75/65/55/50型も用意する。

価格はいずれも2021年春に発表予定。

新しいBRAVIA XRの頭脳となる「Cognitive Processor XR」は、人が物を見るときに、無意識のうちに特定の点に焦点を合わせることに着目して開発された処理エンジン。画面を多数のゾーンに分割し、画像の「焦点」がどこにあるかを検出する。

従来の人工知能(AI)は、色、コントラストなどのピクセルを個別に検出して分析することしかできなかったが、Cognitive Processor XRでは「脳と同じように、要素の配列を一度に相互分析できる」ことが特徴。「各要素が互いに連携して最良の結果に調整されるため、すべてが同期され、リアルになる。従来のAIでは実現できなかったこと」としている。

Cognitive Processor XRは、音の位置を分析して、音が画面の内容と正確に一致するように再現することも可能としており、「あらゆるサウンドを3Dサラウンドサウンドにアップコンバートし、臨場感あふれるサウンドスケープで最高のリアリズムを実現する」と説明。「ソニーがこれまでに提供した中で最もリアルな画像とサウンドを実現する」とアピールしている。

「UltraHD Blu-ray同等の品質」の映像が、最大80Mbpsのストリーミングで楽しめるという新プラットフォーム「BRAVIA CORE」に、BRAVIA XR全モデルで対応。このサービスはSony Pictures Entertainment(SPE)とSony Electronicsが共同で開発したもので、最新のSPEプレミアム/クラシック映画やIMAX Enhancedムービーコレクションの作品をそろえる。

全モデルでHDMI 2.1をサポートし、4K/120p、可変リフレッシュレート(VRR)、自動低遅延モード(ALLM)、eARCに対応。サウンド面では、「Sound-from-PictureReality」を搭載しており、「サウンドの位置を画面上の画像に合わせる」とする。Google TVも利用可能。また、スタジオ品質のNetflixコンテンツを表示できる「Netflixキャリブレーションモード」なども備える。GoogleアシスタントやAmazon Alexa対応デバイスとの連携にも対応する。