京都大学(京大)、日本大学(日大)、名古屋大学(名大)、北海道大学(北大)の4者は6月10日、愛媛県大洲市で発見された両生類「オオサンショウウオ」の化石から古代DNAを抽出し、得られたミトコンドリアDNAの部分配列が日本固有種と完全に一致すること、放射性炭素年代測定によりこの化石が約4100〜3500年前のものであることが判明したと共同で発表した。

さらに、現在の四国ではオオサンショウウオの日本固有種の個体群がわずかに確認されているものの、遺伝的特徴から人為移入の可能性があることがわかり、かつて四国西部に野生の個体がいたものの、ごく最近になって絶滅したことがわかったことも併せて発表された。

同成果は、京大大学院 人間・環境学研究科の野田昌裕大学院生、日大 生物資源科学部の岸田拓士教授、名大 宇宙地球環境研究所の北川浩之教授、北大 北方生物圏フィールド科学センターの福山伊吹 日本学術振興会特別研究員(PD)、京大 地球環境学堂の西川完途教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、英オンライン総合学術誌「Scientific Reports」に掲載された。
○未知の進化を遂げてきたオオサンショウウオ

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