戦国時代の武将、武田信玄が情報を伝える手段として用いたとされる、のろしを再現する催し「狼煙リレー」が29日、諏訪地方6カ所で行われる。諏訪地方の有志でつくる武田信玄狼煙会諏訪支部(秋山大一代表)が実施し9回目。今回は岡谷市湊の小坂観音院近くの小坂城跡・火燈山を新たに加え、諏訪市四賀の桑原城址までのろしをつなぐ。

 同日は塩尻市の8カ所でも計画。最終地点の同市東山地籍にある「いの字山」麓ののろしが諏訪地方から確認できるかを調べ、塩尻方面から諏訪方面にリレーが可能か検討する。

 下伊那・上伊那地方では9月に根羽村―伊那市まで14市町村が27カ所で予定。山梨県では4月の信玄公祭りに合わせ北杜市―甲府市まで実施している。秋山 代表は、信玄の生誕500年などを記念した甲府市の「こうふ開府500年」の2021年には「根羽村から甲府市までのろしリレーを行いたい」としている。

 諏訪地方のリレーは午前11時にスタート。岡谷市の火燈山から諏訪市に入り、物見の場所とされる蓼の海近くの大見山、豊田の有賀城跡、桜ケ丘の高嶋城跡地、武居城跡を経て桑原城址まで平地を横断する形でジグザグにリレーする。全部の伝達に約20分が見込まれるという。

 諏訪支部は、各所で、のろし上げを体験してみたい人を前日まで募集。どの場所からどののろしが見えたかなど情報提供も歓迎する。高島城の天守3階から高嶋城跡以外の5カ所の煙が見られることから、29日午前10時30分までに入場すれば、城の職員から城内展示物の解説が受けられる(入場料300円が必要)。

 諏訪支部は昨年、御柱祭のためリレーは行わず講演会などを組み入れた「フォーラム」を開催。リレーは2年ぶりになる。

 秋山代表は根羽村から塩尻―諏訪を経て甲府までの距離は約250キロとし「歴史的文化遺産を線で結び、城跡を再発見。地域資源を生かした住民交流を目指したい」と話している。

 事前申し込み、問い合わせは秋山代表(電話090・3567・9450)へ。