諏訪市にある美術館、博物館3施設の連携企画「学芸員のおしごと体験」が27日、原田泰治美術館を皮切りに始まった。市博物館、市美術館を含め、8月11日まで小中学生を対象に各館で作品の保存や資料づくりなどの学芸員体験ができる。

 原田泰治美術館では諏訪地方の年長児から小学6年までの13人が参加。画家原田泰治さんの作品を選び、展示する企画展準備の一連の流れを学んだ。講師は同館の長尾小百合学芸員。子どもたちは最初に館内の原田さんの作品を鑑賞した。その後、収蔵するピエゾグラフ(大型デジタル複製画)127点の中から好きな作品を1点選び、普段入れない収蔵庫から作品を展示する会議室に運んだ。

 長尾学芸員は「絵に太陽光を当てると日焼けしてしまう」「作品を触るときは手袋して作業すること」など注意点を説明。会議室を展示場に見立て、頭上からワイヤで作品を飾った。

 学芸員の仕事に興味を持ち参加した茅野市玉川小学校6年の川田優花さん(11)は、霧ケ峰のニッコウキスゲが一面に咲いている風景の「高原の花」を展示した。「自分の行ったことのある場所の絵を選んだ。飾る位置を調節するのが大変だったけど、しっかり飾れて良かった」と笑顔を見せていた。

 3館とも参加者を募集しており、いずれも参加無料。原田泰治美術館は事前申し込み不要。市博物館は事前申込制で先着20人。市美術館も事前申込制で8月9日まで受け付ける。

 今後の各館の実施内容は次の通り。

 ▽市博物館=小学生、中学生ともに8月6日午前10〜同11時30分。持ち物は鉛筆、消しゴム。問い合わせは同館(電話0266・52・7080)へ。

 ▽市美術館=小学生は11日午前10〜同11時、午後3〜同4時。中学生は同日午後1〜同2時。ハンカチを持参。問い合わせは同館(電話0266・52・1217)へ。

 ▽原田泰治美術館=小、中学生ともに8月10日午前10〜同11時30分。問い合わせは同館(電話0266・54・1881)へ。