岡谷市は2日の市議会社会委員協議会で、民営化し移転新築する「東堀保育園」の起工式を9日に行うことを明らかにした。市内の公立保育園では初の民営化で、移管先は学校法人信学会(長野市)。保育園と幼稚園の機能を併せ持つ幼保連携型認定こども園として、来年4月の開園を予定している。

 建設予定地は現在の保育園からやや北側の同市長地御所の市有地で、市が2015年度に保育園整備のため約1億7000万円で先行取得し、約7000万円をかけて造成した。敷地面積は4577平方メートル。東堀保育園の運営を引き継ぎ、地域に必要な保育・教育機能を提供する基盤施設として安定的、継続的に維持できるよう30年間、無償で貸し付ける。

 計画では、新保育園は木造平屋建てで、床面積は1429平方メートル。定員150人で、内訳は幼稚園機能部分(3歳以上児)30人、保育園機能部分(3歳以上児)84人(3歳未満児)36人。園舎にはテラスやランチルームを設けるほか、全室にエアコンを設置するという。

 市子ども課によると、信学会が7月31日に行った指名競争入札で地元の金子工務店(岡谷市)が落札した。近く正式に契約する予定。起工式は9日午前10時30分から建設予定地で行う。認定こども園は市内では初、諏訪地方では2例目という。国と市からの補助金約1億8000万円が交付されるほか、市独自の補助制度も検討し、積極的に支援する方針だ。

 東堀保育園の民営化により市内の公立保育園は14園から13園になる。