伊那市は、学生を対象に市内の企業で研修させるインターンシップを行っている。企業の経営者や幹部と同行しての個別研修で、会社経営や意思決定に触れるのが特徴。上伊那地方出身の8人が参加し、経営の最前線で仕事や将来について意識を高める。

 伊那の”社長”に学ぼう「いなし的インターンシップ」と銘打って初めて企画。取引先との商談など経営トップの仕事を肌で感じる3〜4日間の日程で、キャリア教育を積む。

 9日からは2人が中央道伊那スキーリゾートやきのこ王国などを運営する「伊那リゾート」、広報コンサルティングの「伊那力」の両社に分かれて学んでいる。

 伊那リゾートでは、伊那市出身で新潟大学2年の清水葵絵さんが研修。鷲尾晋支配人に同行し、店舗改修に向けたデザイナーとの打ち合わせや経営会議などに出席した。スキー場のリフト料金検討など商品開発の現場にも立ち会った清水さんは「観光業は創造性が求められていて、イメージが変わった」と熱心に見聞きしていた。

 伊那力では駒ケ根市出身で名古屋大学大学院生の水田あいさんが研修。水口航代表と共に取引先を回って商談の現場に触れ「自分で行動し、判断する経営者について直接学ぶ機会はあまりないので貴重」と話した。21日からは6人が各企業などで研修する。

 伊那市内では今夏、田舎暮らしモデル地域の新山、長谷溝口の2地区で、跡見学園女子大学の学生を受け入れてインターンシップを行っている。