「信州生物多様性ネットきずな」が上伊那地方で開いている「夏の信州 自然体験キャンプ」で10日、小学4〜6年の参加児童17人が伊那市鳩吹公園でチョウを観察し、同市出身の歌手、湯澤かよこさんと一緒に歌をつくるメイン行事があった。チョウとの触れ合い体験の中で感じたことを出し合い、その言葉を紡いで歌詞を作った。10月8日に長野市内で開く活動発表会の中で披露する。

 2泊3日の日程で行うキャンプの2日目。前半の観察会は「きずな」会長の中村寛志信州大名誉教授、チョウの保全生態学者の江田慧子帝京科学大専任講師と一緒に、公園周辺を歩いて絶滅危惧種ミヤマシジミを探し、いろんな種を採集して観察した。

 児童たちと行動を共にした湯澤さんは、後半の歌詞づくりの中で、「チョウのひらひらした軽い感じと、信州のさわやかさ」をイメージして作ってきたという曲を披露。ミヤマシジミの生態を学習した児童からは、▽奇跡▽短い命▽大切な食│という言葉が出され、湯澤さんの曲に合わせて歌詞を考えた。

 キャンプは、信州の未来を担う子どもたちに、自然環境を守ることの大切さを伝えようと企画した。最終日の11日は今回の体験を絵にしてTシャツを作る。湯澤さんは「この歌を大人になってからも聞いてもらい、ふるさと信州を思い出してくれれば」と願っていた。