旋盤工として50年磨いた技術を生かし、科学教育玩具「地球こま」の製作に取り組む鉄羅(てつら)康夫さん(72)=諏訪市清水2=が、地球こまをかたどった大きなオブジェを手作りした。台を含めた高さ約2メートル。市販されている各種の用品を流用しながら、リング状の枠などがスムーズに回るように工夫した。

 鉄羅さんは「技術者としての集大成として形あるものを残したい」と、地球こま作りに打ち込んでいる。試行錯誤を重ねた独自製品として、「鉄羅地球こま」の商標を登録し、特許の取得もした。

 オブジェは「目に付く大きなものを作ってみたら面白い」と発想し、今年5月から少しずつ作ってきた。軸はステンレス、円盤部分はアルミを採用。直径約65センチの外枠と約60センチの内枠は自転車のホイールを利用し、当たっても危なくないように水道のホースを周りに巻いた。上部には「てつら」をデザインしたロゴマークを飾り、下部には商標や地球こまの説明を記したプレートを取り付けた。

 完成したオブジェは、市内の名所旧跡などを巡る催し「神の国諏訪 お宝あそび」の特典で13日から12月17日までの5回、手長神社で行うイベントで展示する。鉄羅さんを講師に、白黒の模様が描かれたこまを回すとさまざまな色が見える「ベンハムのこま」作りなども企画。鉄羅さんは「参加してくれた人に喜んでもらえたら」と話している。